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新入社員向けに英語研修を実施する重要性やメリットを解説


目次[非表示]

  1. 新入社員向けに英語研修を行う重要性
  2. 新入社員向けに英語研修を実施するメリット
  3. 新入社員向けの英語研修を行うまでの流れ
  4. 新入社員向けに英語研修を行う際に意識したいポイント
  5. 新入社員向けの英語研修を効率よく行う方法
  6. まとめ


グローバル化が急速に進行している現在、海外への販路拡大や外国人材の積極的な採用といった動きも加速化しています。こうしたなかで、企業が活躍の場を広げていくために、内定者や新入社員に対して、英語研修をはじめとするグローバル人材育成を行っている企業も少なくありません。

本記事では、企業が英語研修を新入社員向けに行うのが望ましい理由や、メリットを紹介します。


新入社員向けに英語研修を行う重要性

新入社員に英語研修を実施する一番の理由は、グローバル企業に入社したという意識をもたせ、早期から積極的に英語学習に取り組むマインドを醸成してもらうことにあります。

どのような社員であっても、ビジネスで使える英語力を身につけるまでには、ある程度の期間を要するものです。そのため、英語が必要になったタイミングで研修を受講させるようでは間に合いません。また、入社して数年が経ち、責任の重い仕事を抱えるようになったときでは、勉強に割ける時間が少ないため、英語の習得は困難です。

こうした状況に陥らないためにも、新入社員のうちに英語研修を実施する必要があります。研修を通して、英語の必要性を理解してもらいつつ、学習のベースを作り上げることで、グローバルな職場環境で活躍できる人材を育成することができます。



新入社員向けに英語研修を実施するメリット

ここでは、新入社員の時期に英語研修を行うことで得られる3つのメリットを解説します。


①早くからグローバル環境で必要なマインドを身につけてもらえる

新入社員に英語研修を実施するメリットとして、グローバル環境で働く際に必要なマインドを身につけてもらえることが挙げられます。

グローバル環境で活躍してもらうためには、単に英語の語学スキルがあればよいというわけではありません。文部科学省では、グローバル人材に求められる要素として、以下を掲げています。


○ 「グローバル人材」の概念を整理すると、概ね、以下のような要素。

要素Ⅰ: 語学力・コミュニケーション能力

要素Ⅱ: 主体性・積極性、チャレンジ精神、協調性・柔軟性、責任感・使命感

要素Ⅲ: 異文化に対する理解と日本人としてのアイデンティティー


引用元:文部科学省https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/047/siryo/__icsFiles/afieldfile/2012/02/14/1316067_01.pdf


このように、主体性や積極性、異文化理解といった要素もグローバル人材を構成するにあたって大切になります。英語研修と合わせてグローバルマインドセット研修を同時に実施することで、語学力とともにこれらのマインドを身につけることが可能です。

新入社員のうちからこうしたマインドを醸成することで、英語学習や異文化理解などに自発的に取り組む姿勢が育まれ、継続した学習を自ら進める社員を増やせます。


②成長スピードが速く、効率的に英語学習が進められる

新入社員のうちに英語研修を行うことは、このタイミングならではのメリットも生み出します。

入社直後の社員はやる気に満ちており、「知識やスキルを身につけたい」という向上心が強いものです。また学生時代に学んだ英語も、まだあまり忘れていないため、学びなおしの時間も少なく済むはずです。こうした状況のおかげで学んだ物事の吸収が早く 、効率的に英語学習を進めてもらえます。さらには同期と助け合い、ときには競い合いながら、高いモチベーションを維持して学習に励んでくれることも期待できます。


③英語学習をスムーズに習慣化してもらえる

英語学習に取り組む基盤を無理なく整えられるのも、新人のうちに研修を行うメリットです。

ビジネスレベルの英語の習得には、継続的な学習が不可欠です。しかし、前項でも説明したように、勤続年数が長くなり責任ある立場になってからでは、ほかの業務に手を取られ、英語を継続的に勉強することはなかなか容易ではありません。

その点を解決する糸口が、新入社員のうちに英語研修を実施することにあります。通常の業務量が少なく比較的余裕があるため、学習を習慣化してもらうにはうってつけのタイミングです。新入社員研修の期間のみで、英語を習得することは不可能ですが、この期間に、英語学習の必要性を理解し、学習が習慣化すれば、能動的に自己研鑽を重ねてくれるようになるはずです。



新入社員向けの英語研修を行うまでの流れ

一般的に、新入社員向けの英語研修は、次のようなステップを踏んでから実施します。


①新入社員の英語力を把握する

まずは、新入社員にどれだけの英語力があるのかを把握するところから始めます。
実力に見合わない研修を実施しても、ただ時間を浪費するだけで、こちらが望むような成果は得られないためです。

新入社員の英語力を測定する際には、TOEICや、VERSANT、CASECなどのスピーキングテストの点数などを参考にするのが一般的です。これらの要素を参照することで、一人ひとりの英語力を把握できます。


②英語研修の目的を明確にする

続いて英語研修の目的を明確にしたうえで、新入社員に共有します。

明確な目的がなければ新入社員のモチベーションが上がらず、学習に身が入らず、英語研修は失敗に終わってしまう可能性があります。自社が社員に求める英語力やグローバル人材像など将来的に求めている長期的なゴールと、新入社員研修で、達成してもらうための短期的な目標を伝えるようにしましょう。


③適切な目標を定める

目的を達成するためには、具体的な目標設定も不可欠です。例としては、“TOEICで550点以上を獲得する”や、“スピーキングテストで〇〇点を取る”などが挙げられます。受講する新入社員に求める英語力を考慮したうえで、適切な目標を定めたいところです。

また新入社員を英語力に応じてクラス分けしている場合は、クラスごとに目標設定が必要です。


④期間を決める

一般的に初学者が英語力の成長を実感するには、300時間以上を要するといわれています。これは1日7時間の研修を行ったとしても、2ヶ月以上かかる計算です。一方で新入社員研修は英語だけではなく、他にも沢山の研修を用意することが一般的です。したがって新入社員研修の期間内で、どの程度英語学習に時間を割けるのかを考慮した上で、実現可能な目標を設定するのが現実的です。

新入社員研修を英語学習のファーストステップと考えて、eラーニングやオンライン研修など、継続学習が可能な環境を用意できると良いでしょう。


⑤英語研修の内容を決める

最後に、数ある英語研修のなかから実施するものを決めます。新入社員向けの英語研修の代表例は次の通りです。

▼新入社員向けの英語研修の例

  • グローバルマインドセット研修
  • ビジネスス英語(ビジネス英会話)研修
  • TOEIC対策

上述のように新入社員研修で英語研修に割ける時間は限られていますので、ポイントを絞り研修を実施するほうが、目的が明確ですし、結果も出やすいと言えます。また実施時期にもよりますが、新入社員同士の関係構築も研修目的に含まれると思いますので、グループワークやディスカッションなど、新入社員同士がコミュニケーションを取りやすい内容にすることもお勧めです。


新入社員向けに英語研修を行う際に意識したいポイント

ここでは新入社員向けに英語研修を行う際に、意識したい3つのポイントを解説します。


①英語の必要性を理解してもらう

英語研修を成功に導くためには、新入社員に英語の必要性を理解してもらうことが肝心です。

企業側で研修プログラムを用意した場合、社員には英語学習に対して相当な時間と労力をかけてもらうことになります。そうしたなかで、社員が英語を学ぶ理由を十分に理解できていないと、高いモチベーションで取り組んでもらうことは困難です。特に、入社して間もない社員は、英語がどのように生かせるのか想像しづらいため、この傾向が顕著にみられます。

そこで研修を担当する社員には、新入社員に対して英語を学ぶメリットやその後のキャリアを具体的に提示し、英語の必要性を教えることが不可欠です。


②レベル別のコースを複数作成する

英語研修では、新入社員一人ひとりが効率的に学べるよう、いくつかコースを用意しておきたいところです。

当然ですが新入社員の英語力には、ばらつきがあります。そうしたなかで、同じ内容の研修を実施してしまうと、ある社員にとっては難しすぎてついていけない、あるいは簡単すぎてモチベーションを維持できない、といった状況につながりかねません。

そのため、新入社員に向けた英語研修には、難易度別に複数のコースを作成しておくのが賢明です。社員に自身のレベルに合った英語研修を受けさせることで、より効率的に英語力を養ってもらえます。


③異文化理解研修も取り入れる

グローバルな環境下で活躍する人材になってもらうためには、単に語学スキルを身につければよいわけではないのは、先ほど説明した通りです。そのうえで、グローバル人材に必要な要素の一つとして、自国とは異なる価値観や習慣を理解し、尊重する“異文化理解”も挙げられます。

異文化理解を促進する研修を総称して“異文化理解研修”とよびますが、そのなかでも新入社員に対しておすすめなのが“グローバルマインドセット研修”です。グローバルマインドセット研修では、異文化理解の基礎や、グローバルで通用するコミュニケーションスタイル、英語力を身につける必要性などを学習します。グローバルな社会へと意識を広げ、学習意欲を高めていくわけです。

こうした効果が期待できることから最近では、グローバルマインドセット研修を新入社員への英語研修の初日に取り入れる企業も多く存在します。異文化理解は、グローバル環境で円滑なコミュニケーションをとるためには欠かせないため、ぜひ導入をご検討ください。

なお、異文化理解については、以下の記事で詳細を解説しています。

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新入社員向けの英語研修を効率よく行う方法

最後に、新入社員向けの英語研修の効率を高める、3つの方法をお伝えします。


①先輩社員の実体験を共有する

先輩社員がどのようにして英語を習得したのか、どういったスキルが実務に活かせるのか、実体験を共有することで、新入社員が実際に働いている姿をイメージしやすくなりますし、英語学習の必要性の理解も深まります。人事や研修担当者が、目的や目標を伝えるだけでなく、現場の声を共有することで、モチベーションの向上につながります。


②グループで学ぶ環境を用意する

近年、新入社員の英語研修では、オンラインレッスンやeラーニングを導入している企業も少なくありません。時間や場所にとらわれずに学習できるため、新入社員が複数の研修所に分散した場合でも、同じ学習環境を用意できることや、新入社員一人ひとりの英語レベルに応じた研修が提供できる点はメリットですが、学習が個人任せになってしまうと、学習効果に差が生じたり、新入社員同士の関係構築が進まなかったりするデメリットもあります。

オンラインレッスンやeラーニングを導入し他場合もチームで学ぶ仕組みを用意する、あるいはオンラインと対面研修を組み合わせるなどして、グループで学ぶ環境を用意することをお勧めします。


③専門の業者に相談する

新入社員研修に使える時間、英語レベル、学習目的や研修目標、ご予算、研修場所など、様々な条件を元に最適な研修プランを立てるのは、決して容易なことではありません。また当然ながら英語だけではなく、他にも新入社員研修に組み込まれる研修は数多くあるかと思います。

限られた時間の中でより良い研修を実施するためにも、まずは、専門の業者に条件や要望を伝え、研修プランを提案してもらうことをお勧めします。オンラインか、対面研修か、研修内容を何にするか、他社の研修内容など、相談することで、最適な研修内容が見つかるはずです。


まとめ

この記事では、新入社員に向けた英会話研修について以下を解説しました。


  • 新入社員向けに英語研修を行う重要性
  • 新入社員向けに英語研修を実施するメリット
  • 新入社員向けの英語研修を行うまでの流れ

  • 新入社員向けに英語研修を行う際に意識したいポイント
  • 新入社員向けの英語研修を効率よく行う方法


新入社員に英語研修を実施することには、早いうちからグローバル環境下で必要なマインドを身につけてもらえる、高い向上心によって効率的な学習が叶うといったメリットがあります。新入社員の英語力の把握や目標設定などの事前準備を入念に行い、スムーズに英語研修を実施したいところです。

また英語研修の効率を高めるには、英語力の必要性を新入社員に理解してもらいつつ、異文化理解研修なども取り入れるのが有効です。オンラインの研修や外部の業者も活用すれば、さらに効率よく研修を進められます。

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