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英語研修が失敗してしまう原因と解決策


目次[非表示]

  1. 英語研修が失敗する原因
  2. 英語研修を成功に導く方法
  3. 失敗しない英語研修
  4. まとめ



グローバル人材育成の一環として、多くの企業で英語研修を導入している一方で、ご担当者様の中には、自社で実施している英語研修が、思うように効果が出ていない、もっと他に良い手段があるのではないかと、お困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで本記事では、英語研修が失敗に終わる主な原因を紹介し、よくある失敗例を反面教師にして、成功に導く方法を解説します。


英語研修が失敗する原因

①目的が明瞭になっていない

社員が英語研修の目的を理解していなければ、ただ漠然と受講するだけになってしまい、モチベーションがないまま学習をすることになります。特に現在の業務で英語を使っていない社員にとっては「自分の担当している業務では、研修の内容を活かせる場面がない」と考えており、なおさら受講する意図がわからないはずです。


また「TOEICテストで〇〇点を取る」といった研修も、スコア到達のみが目的として伝わってしまうと、「無意味な研修を受けさせられている」と感じられてしまうリスクがあります。スコア到達の先にある本来の目的まで伝わらないと、社員のモチベーションに繋がりません。


②効果測定の方法が研修内容に合っていない


英語研修は実施して終わりではなく、社員が順調に英語力を身につけているかどうか、効果測定を定期的に行うことが肝心です。しかし効果測定の方法を間違えてしまうと、社員の習熟度を正確に判断できません。研修成果を正しく把握するためにも、効果測定の方法についても慎重に判断する必要があります。


例えば、スピーキングスキルに関する英語研修の効果測定として、TOEIC L&Rテストの点数は相応しくないといえます。スピーキング研修であっても、リスニングやリーディングが伸びないわけではありませんが、正確に効果測定をするなら、スピーキング力を測れるテストを実施したほうが良いでしょう。


一方で、プレゼンテーション研修やミーティング研修の実施後に、スピーキングテストだけで、効果測定をおこなうのも、あまり効果的ではありません。スピーキングテストは試験の種類によって採点基準は異なるものの、一定の採点基準の中で、定量的な点数をつけるため、プレゼンテーションやミーティングなど、特定のビジネススキルに特化したスキルを採点できない側面があります。 そのため、スピーキングテストの実施と合わせて、実際のプレゼンテーションを見てもらう場を設けるなど、定性的に効果を測ることをお勧めします。


③研修期間が短い

研修期間が短すぎると、社員が十分なスキルを身につけられないまま英語研修を終えることになってしまいます。すでに基礎的な英語力を有している社員だとしても、ビジネスレベルの英語を使いこなせるようになるまでにはある程度の時間が必要です。社員の英語レベルと研修期間に見合った目標を設定するようにしましょう。


英語研修を成功に導く方法


ここでは、先ほどお伝えした失敗する原因を踏まえて、英語研修を成功させる3つのポイントをご紹介します。


①階層や業務内容・英語レベルに応じて英語研修の内容を設定する

英語研修の目的は、階層や業務内容ごとに異なること多く、レイヤーに応じて研修の内容を変えたほうが、効率よく学習を進められます。新入社員には基礎的なビジネス英語、中堅社員には、実践的なビジネス英語や、英語を用いたマネジメントやリーダーシップスキル、といった具合に、業務内容や今後必要になるスキルを考慮したうえで適切な英語研修を実施したいところです。そうすることによって、社員が明確な目的をもって英語研修を受けられるようになります。

一方で、英語レベルについても考慮する必要があります。中堅社員だからといって、一律に英語を用いたマネジメントスキル 研修を実施してしまうと、初級者ではレベルが高すぎてしまいます。階層と英語レベルの二つの軸を基準に研修設計をすると良いでしょう。


②継続的なフォローを徹底する

社員の習熟度に合わせて個別にフォローするのも、英語研修を成功に導くポイントといえます。定期的に効果測定を実施し、足りていないスキルを補うために継続してサポートするのが理想的です。理解度に合わせて研修の進行度を変えたり、苦戦しているときはマンツーマンのレッスンを行ったりといった措置も取り入れると、より効率的に社員の英語力を向上させられます。費用的にも、人的にもコストが発生しますので、バランスは必要となりますが、できる限りのフォローを心がけましょう。


③十分な研修期間を設ける

英語研修を成功させるためには、適切な研修期間を設ける必要があります。英語学習の伸びは人によって個人差もありますが、3ヶ月 を一つの区切りとして設けると良いでしょう。3ヶ月あれば、学習方法や自分にあった時間の使い方、自分の弱点などが理解できるようになり、自主的な学習も可能になります。また、例えば、1週間に10時間程度、英語学習を行った場合、3ヶ月で120時間の学習量になり、効果測定でも成果が出るようになります。

なお、これも個人差はありますが、ビジネスで支障のないレベル(CEFR B2相当)で英語を使いこなせるようになるまでには、TOEICが600点程度の方で、1,000時間程度は学習が必要になると言われています。

「CEFRについて詳しく知りたい」というご担当者様は、以下の記事もご参照ください。


  CEFRで英語力を測るメリットとは? 6段階のレベルも詳しく解説 日本の企業において、英語力を測る指標として、最も一般的な試験であるTOEIC。しかし、最近ではCEFRという言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。ここ数年で、英語力を測る指標として、CEFRを導入する企業は増加していますが、まだ、あまり馴染みがなく、CEFRではどのように英語力を測るのか具体的にイメージできない方も多いかと思われます。 そこで本記事では、CEFRの概要やその評価段階、そして自社社員の英語レベルをCEFRで把握するメリットを紹介します。 株式会社EdulinX



失敗しない英語研修

ここまで、自社の英語研修を成功させる方法をお伝えしてきましたが、「自社だけで完璧な研修を行うのは難しい」とお考えのご担当者様もいらっしゃると思います。そのような場合には、外部の専門業者に英語研修を依頼するのがおすすめです。英語研修を外注すれば、以下のメリットを得られます。


▼英語研修を外部の専門業者に依頼するメリット

  • 貴社の課題を聞き、階層別、レベル別に最適な英語研修を提案してもらえる
  • 研修内容に合致した効果測定も提案してもらえる
  • プロの講師から学ぶことによって、効率よく英語力を身につけられる
  • 研修生のフォロー、サポートなど、ご担当者様の手間を軽減できる


ただし外注したからといって、必ずしも英語研修が成功するわけではありません。英語研修の外注を成功させる鍵は、ミスマッチを防ぐために複数の業者へ相談して、自社に合うところを厳選することです。費用面などコストだけなく、最適な効果測定方法や研修の目標設定など、成果の出る研修を提案してくれる業者を選びましょう。

「外注の費用や英語研修の選び方をもっと知りたい」とお考えのご担当者様は、以下の記事をご参照ください。


  英語研修の内容を実施時のポイントとともに解説 ビジネスのグローバル化に伴い、多くの企業で海外への販路拡大や多様な国籍の人材を採用するといった動きがあります。このような状況下において、企業の業績向上や社内コミュニケーションの円滑化を図るためには、社員に対して、英語の習得と異文化理解を促進することが不可欠になっています。 そこで本記事では、企業において実施される英語研修の内容を、実施する際のポイントとともに紹介します。 株式会社EdulinX



まとめ


この記事では、英語研修について以下の内容を解説しました。

  • 英語研修が失敗する原因
  • 英語研修を成功に導く方法
  • 失敗しない英語研修

英語研修は、目的を明確にしつつ、適切な期間を設けなければ失敗に終わってしまいます。成功に導くためには、継続的なフォローを行いながら、社員の習熟度に合わせた英語研修を実施することが大切です。


「効率良く確実に社員の英語力を伸ばしたい」とお考えのご担当者様は、株式会社EdulinX(エデュリンクス)にお問い合わせください。貴社の課題をお伺いして、オーダーメイドの英語研修をご提案させていただきます。




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また、各研修のラインナップや詳細は、下記ページよりご覧ください。

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