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英語研修のアセスメントとは? どのように行うべきか


目次[非表示]

  1. アセスメントとは
  2. 英語研修におけるアセスメントの種類
  3. アセスメントによって英語研修を成功に導くためのポイント
  4. まとめ



企業が英語研修を実施する上で、研修の効果検証は欠かせません。近年ではその効果検証に ”アセスメント”という言葉が使われるようになりました。アセスメントは、単に研修の成果を測るだけでなく、今後の人材育成プランの立案にも欠かせないプロセスとなりますが、アセスメントにも種類があり、正しくアセスメントを行うためには、ポイントを押さえておく必要があります。

そこで本記事では、英語研修におけるアセスメントの概要や種類をお伝えしたのちに、実施する際に意識したいポイントを解説します。


アセスメントとは


“アセスメント”は、人や物事の現状を客観的に把握し、改善策を提示する取り組みです。英語研修においては、効果測定や学習を支援する施策の立案などが該当します。詳細は次項でご紹介しますが、自己評価や外部の試験の結果を基に社員の習熟度を把握して、改善策を練る、といった取り組みが一例です。

なお、アセスメントの目的は単に”評価”を決めることではなく、今後の学習計画や指導方針を定める点にあります。アセスメントを適切に実施すれば、学習過程で生じる問題の早期発見、および軌道修正もしやすくなるため、英語研修の効率を最大化できます。


英語研修におけるアセスメントの種類


英語研修のアセスメントは、主に以下の5種類に分けられます。


①4技能に対するアセスメント


英語の4技能に対するアセスメントは、社員の英語力を多面的に把握するうえで欠かせません。

英語力は、聞く・話す・読む・書くの4技能に分けられます。英語研修のなかで項目別にテストを行えば、4技能の習熟度を確かめることが可能です。そしてそれぞれの観点からアセスメントを実施して、社員の英語力を多角的に測定することで、強みと弱点を正確に把握できます。強みを伸ばし、弱点を補うようにサポートすれば、社員の英語力は順調に伸びていくはずです。


②外部の試験の点数におけるアセスメント

TOEICやVersantといった外部の試験の点数も、英語研修におけるアセスメントの対象としてよく挙げられます。社員にこれらを受験させ、数値化された英語力に基づいてアセスメントを実施することによって、効率よく英語研修を進められます。


③CEFRに基づいたアセスメント


TOEICやVersantだけでなく、CEFRもアセスメントに用いることが可能です。

CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)とは、外国語の習熟度を6段階で評価する、国際的なガイドラインのことです。段階ごとに英語力のレベルが細かく言語化されているため、その結果を基にアセスメントを実施すれば、英語研修の習熟度を客観的に把握できます。

「CEFRについてより詳しく知りたい」とお考えのご担当者様は、以下の記事をご参照ください。

  CEFRで英語力を測るメリットとは? 6段階のレベルも詳しく解説 日本の企業において、英語力を測る指標として、最も一般的な試験であるTOEIC。しかし、最近ではCEFRという言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。ここ数年で、英語力を測る指標として、CEFRを導入する企業は増加していますが、まだ、あまり馴染みがなく、CEFRではどのように英語力を測るのか具体的にイメージできない方も多いかと思われます。 そこで本記事では、CEFRの概要やその評価段階、そして自社社員の英語レベルをCEFRで把握するメリットを紹介します。 株式会社EdulinX



④自己評価によるアセスメント

英語研修では、社員の自己評価によるアセスメントを実施することも大切です。研修の前後で自己評価に対するアセスメントを実施すれば、成長を実感しやすくなるため、モチベーションアップにつながります。また自己評価の機会を与えることで、社員が自身の課題と向き合い、自発的に学習計画を見直すきっかけも作れます。また、TOEICやスピーキングテストのように定量的な試験では効果測定がしにくい、プレゼンテーションやネゴシエーションといったビジネススキルの定性的な効果測定にも使うことが可能です。


⑤第三者の評価によるアセスメント

社員の自己評価によるアセスメントに加えて、第三者の評価によるアセスメントを実施することも可能です。前述の通り、プレゼンテーションやネゴシエーションといったビジネススキルは、TOEICやスピーキングテストといった定量的な試験では効果が測れない部分が存在します。そのため、上司や先輩社員の前で、プレゼンテーションやネゴシエーションを行うことで、定性的な成果を確認することが可能です。テストとは違い、評価する側の主観的な評価となる点や、 上司や先輩社員をアレンジするために手間がかかる問題もありますが、より業務に直結した研修の成果を測るためには有効な手段となります。


アセスメントによって英語研修を成功に導くためのポイント

アセスメントは、ただ実施すればよいわけではありません。以下でお伝えする2つのポイントを意識すれば、英語研修の効果をより高められるはずです。

①適切なツールを選定する


アセスメントの恩恵を最大限に受けるには、研修の目的に沿った“アセスメントツール”の選定が不可欠です。

アセスメントツールは、社員の能力や特性を客観的に評価するためのツールです。この定義に基づけば、前述のTOEICやCEFRなどもアセスメントツールに分類されます。

これらを基にアセスメントを実施する際、注意しなければならないのが、それぞれのツールで把握できる英語力は異なるという点です。研修の目的にそぐわないアセスメントツールを用いると、社員の習熟度を正確に判断できなくなってしまいます。目的がリスニング・リーディングのスキルアップならTOEIC、ビジネス英語全般の習得であればCEFRといった具合に、適切なツールを選定する必要があります。


②フィードバックと振り返りを行う


英語研修では、アセスメント・フィードバック・振り返りのサイクルを回すことが重要です。アセスメント結果に基づき、個々の社員の伸びや課題を把握し、今後の研修計画を立案する、また研修効果だけでなく、利便性や業務との関連性など、振り返りから研修の改善点を洗い出しましょう。

さらに、フィードバックの際に社員の努力をたたえれば、モチベーションアップにもつながるはずです。


まとめ


この記事では、英語研修のアセスメントについて以下の内容を解説しました。

  • アセスメントとは
  • 英語研修におけるアセスメントの種類
  • アセスメントによって英語研修を成功に導くためのポイント

英語研修ではアセスメントの実施によって、社員の英語力を効率的に伸ばすことができます。適切なツールを用いてアセスメントを実施しながら、フィードバックと振り返りのサイクルを回せると理想的です。

「英語研修とその適切なアセスメントについて不安がある」とお悩みのご担当者様は、株式会社EdulinX(エデュリンクス)にお問い合わせください。貴社の課題に即した、最適な研修とアセスメントをご提案させていただきます。




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