ダイバーシティー、エクイティー、インクルージョン(DEI)トレーニングの仕組み
ダイバーシティー(多様性)、エクイティー(公平性)、インクルージョン(受容性)(DEI: Diversity、Equity、Inclusion)の実現によって誰でも参加できる職場環境を整えるためには、特に多様な文化的背景を持つ組織においては、違いを強みに変えつつリスクを避けるという組織文化を育む必要があります。私どもは Prospera Training Solutions において、企業がDEIを実現することは、企業経営に資するだけでなく、それ自体が正しいことであるという信念を持っています。
たとえ社員同士が同じ言語を話していても、個人差や文化的背景によって認識はさまざまです。その結果、コミュニケーションの壁や文化の違いから来る課題は、多くの組織でますます増えています。
企業がダイバーシティーかつインクルージョンのある職場環境の構築を支援し、推進することで、パフォーマンス、イノベーション、勤労意欲の向上につながることは既にわかってきました。しかし、業界をリードする組織ですら、文化の違いから生じる誤解や認識のずれに悩むケースが増えています。
DEIを向上させるためには、より多くの女性や少数派の人々を管理職に登用し、障害者を受け入れられる職場環境を整備する取り組みが重要です。それぞれの組織のニーズは異なるため、万能薬はありません。そこで、弊社は以下の初歩的な対策を提案しています。自他の認識を高めるための具体的なアクションです。
- 無意識の偏見が排他性につながり得る点について、社員、特に管理職の意識を高める
- 多文化な組織で働くことの課題や機会についての理解を深める
- 異なる背景を持つ人同士で生じがちな誤解を回避しつつ上手に意思疎通する方法を理解する
- 多文化なチームでの課題解決に向けた議論を自信を持って行えるようにする
- 受容する心構えと文化を職場に広める方法を見つける
Prospera Training Solutions のDEIトレーニング
Prospera Training Solutions は議論を後押しし、参加者に道しるべを提供することで、DEI トレーニングプログラムをサポートします。一方的なレクチャーはしません。参加者にツールと議論の場を提供することで、進むべき道を自ら発見してもらいます。参加者は学習者本意の、問題解決型の学習を通してセンシティブなトピックを扱うため、学んだことを自分のものとすることができるのです。
得られるメリット
Prospera Training Solutions の DEI トレーニングは、以下の点でチームをサポートします。
- 無意識の偏見が排他的な態度やマイクロアグレッション(自覚なき差別)にいかにつながり得るかの認識を持つ
- グループ内での前向きなやりとりを促し、偏見を減らし、差別をなくす
- 出身国特有の社会常識やアイデンティティなど、文化の違いについて知識を得る
- ダイバーシティー、エクイティー、インクルージョンが社内の主要な取り組み全てに組み込まれるよう改善を続け、企業の社会的責任(CSR)の強化につなげる
同時に、参加者は次のような自身の成長も得られます。
- 能力、背景、国籍、ジェンダー、性的指向の異なる人々と仕事がしやすくなる
- あらゆるタイプの社員に対してより受容的になり、そのメリットを理解できる
- 社員全員が一体感を高めるのに必要なアクションを説明できるようになる
職場のインクルージョンを向上させるソリューションを検討されている方は、このセンシティブなトピックについて丁寧かつ愉快なアプローチでご案内する Prospera Training Solutions の eラーニングコース 「Unconscious Bias and Diversity(無意識の偏見と多様性)」 をお試しください。
アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)とダイバーシティー
- インクルーシブ・リーダーシップ
- 職場における尊重と受容
- 他人のことを考える
- アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)
- 職場のダイバーシティー
コースのトピック
- 役割の割り当て
- 全ての声に耳を傾ける
- 調和と品位の維持
- ある人の冗談は別の人のいじめ
- 受容とはダイバーシティーを無視するのではなく称賛すること
- 顧客特有のニーズを追究する
- イベントと段取り
- アンコンシャス・バイアスの序論
- 忙しかったり心配事があったりするとバイアスが増す
- アンコンシャス・バイアスの克服
- 他人のことはよく調べましょう——憶測もダメです
- ニューロダイバーシティー
- 二分法から抜け出す
- トランスジェンダー認知
DEI 専門家の Femi Otitoju 氏への独占インタビュー
Femi Otitoju 氏は組織開発におけるダイバーシティーとインクルージョンの専門家として英国内で知られています。Femi は 1985 年に Challenge Consultancy を創設し、高品質で効果的なトレーニングとコンサルティングのサービスを提供してきました。高等教育セクターでの成果で高い評価を得ている Femi には、会議やイベントでのスピーカーとして、またトレーニングやコンサルティングのサービスを求めて、依頼の声が絶えません。
皆さまの組織で思いやりと受容の文化を育む方法についてお知りになりたいとお考えでしたら、こちらからご相談ください。
執筆者について
アルベルト・サンス
シニア・マネージャー、イノベーティブソリューション&デザイン
ビジネス開発と大企業向けコンサルティングの分野で20年以上の経験を持ち、企業において効率的な環境を作り出すための変化と変を設計するコンサルタント。クライアントのコーチングやコンサルティングを通して、企業のビジネス目標と戦略を一致させる高業績チームの構築と、新しいプロセスを数々設計。組織のあらゆるレベルの上級リーダーに影響を与える優れたコンサルティングスキルと能力を持ち、人材モデル、ニーズ評価ツール、戦略的計画、チェンジマネジメント方法論に関する幅広い知識を持つ。組織や個人のニーズを満たすことを目標とする一方で、高品質の成果を保証する革新的なトレーニングソリューションを設計、実行、促進している。Astrolabe SystemのMaster Certified Consultantの資格を持ち、日本におけるCo-Society innovation network の代表者も務める。