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世界で活躍できる人材に必要なグローバルマインドセットとは

世界的にビジネスのグローバル化が進むなか、活躍できる人材には必ず“グローバルマインドセット”が備わっています。自社社員をグローバル人材に成長させたいのであれば、このマインドセットについては押さえておきたいところです。


そこで本記事では、グローバルマインドセットの概要から育成のポイントまでを、詳しくお伝えします。



グローバルマインドセットとは何か

グローバルマインドセットとは、異なる文化を理解・尊重し、相手と協力していく思考や行動を指します。今日、自国にとどまらずにビジネスを成功させるには、欠かせない要素の一つとされています。


国境を越えてビジネスを進める際には、さまざまな背景をもつ人々との協働や連携が不可欠です。それを実現するには、特定の枠から飛び出して、物事を世界的な視点で捉え、考える力が備わっていなければなりません。


それゆえに、他者と深く交流を図るための基盤となるグローバルマインドセットが、国をまたぐビジネスにおいては必要となります。



グローバルマインドセットを構成するもの

グローバルマインドセットを構成する要素、つまり世界で活躍できる人材に備わっているべき要素には、以下の3つが挙げられます。


▼世界で活躍する人材が備えるべき要素

  • 社会的資本
  • 知的資本
  • 心理的資本


ビジネスチャンスを掴むには、まず多様な人々との関わりをもち、信頼を獲得することが欠かせません。こうした、他者と信頼関係を築く要素が社会的資本です。


そして、知的資本や心理的資本は、国際的な知識や異文化に対する興味をもち、柔軟かつ前向きに対応する力です。多様な価値観を受け入れ、スムーズにコミュニケーションをとるには、これらの要素が重要となります。どのような状況でも、自分の考えや価値観を押しつけるのではなく、常に相手を受け入れる気持ちをもって接することは意識しておくべきです。その意識を保ちつづけることで、ビジネスで活躍できる人材へと成長できます。


今、グローバルマインドセットが求められる背景

ここからは、グローバルマインドセットが求められている背景を解説していきます。


①グローバル化の進行

グローバルマインドセットが注目される背景の一つには、国境を越えたビジネスが当たり前に行われるようになったことが挙げられます。以前は、グローバルマインドセットというと、欧米進出に向けた意味合いが強く、英語に加えて、欧米人の文化やコミュニケーションスタイルを理解するといった内容が主流でした。


しかし近年では、“グローバル”の文字通り、世界を相手にすることを目的として、異文化の理解や受容といった意味合いが強くなっています。


言語だけに精通していても、世界中の人々と関わり合えるわけではありません。相手の価値観や文化を理解できていなければ、タブーな行動をとる、またコミュニケーションが難しくなるといった事態に陥ることもありえます。


世界各国の人々と協力してビジネスを成功させるには、柔軟性のある発想力や判断力が求められるわけです。


②多様性への対応

多様性への対応が求められる時代であることも、グローバルマインドセットが重要といわれる背景の一つです。


国の垣根を越えたビジネスでは、性別や年齢、文化的背景などが異なる人々と協働することとなります。お互いの違いを理解し、認め合うことは、異なる文化をもつ人同士がコミュニケーションを育むうえでの大前提です。「世界にはいろいろな人がいる」と理解することが、円滑なコミュニケーションの実現につながります。


また多様性への対応は、「視野を広げたい」「発想力を身につけたい」といった願いも叶えられ、あらゆるシーンで活躍できる人材への第一ステップとなりえます。



社員のグローバルマインドセットを効率よく育むポイント

社員のグローバルマインドセットを育むためには、異文化に触れる機会を増やすほか、研修を実施するのがポイントです。


グローバルマインドセット研修では、さまざまなアクティビティやシミュレーションを通して、実際に社員に異文化を体験してもらうのが一般的です。この体験が異文化理解やグローバルスキルの習得につながります。


グローバルマインドセット研修の目的は、自分自身を取り巻く環境に関心をもち、世界的に進むグローバル化を自分事として捉えてもらうことです。それをベースに、段階的に ジェンダーや人種、宗教といった多様性に関しても、理解を深め、異文化対応力、多様性対応へと繋げていきます。


グローバルマインドセット研修は、自社で開催することも可能ですが、外部の会社への委託することをおすすめします。専門的な知識を有したプロに研修を実施してもらえるほか、レクチャー型ではなく、様々なアクティビティを行う体験型の研修を実施してくれます。


社内で実施するレクチャー型の講義では、講師役を務める方の体験が、 情報や知識として伝わってしまうことで、「この国の人は、こういう人」「この国の文化はこれ」など、意図しない偏見につながることがあり、かえって異文化理解を妨げてしまう可能性があります。そのため、異文化を体験するアクティビティがあったり、受講生とのディスカッションを通して正しく理解できる、体験型の研修をおすすめします。



まとめ

この記事では、グローバルマインドセットについて、以下の内容をお伝えしました。

  • グローバルマインドセットとは何か
  • グローバルマインドセットを構成するもの
  • 今、グローバルマインドセットが求められる背景
  • 社員のグローバルマインドセットを効率よく育むポイント

グローバルマインドセットは、異文化を理解・尊重する思考や行動であり、国をまたぐビジネスを成功に導く要素の一つです。社員のグローバルマインドセットを高めるには、異文化に触れる機会を増やすほか、研修を実施するのがおすすめです。


株式会社EdulinX(エデュリンクス)では、グローバル人材の育成を丸ごとサポートする、教育ソリューションを提供しております。異文化理解や英語研修のキックオフに役立つ、グローバルマインドセット研修も実施いたします。ご興味のある方はぜひお問い合わせください。

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