catch-img

グローバル化が進む中で求められる英語力とその育成について


目次[非表示]

  1. グローバル化が進む中で英語が必要な理由
  2. グローバル化に対応できる英語力を身につけさせる方法
  3. 英語研修を効率よく行うために意識したいポイント
  4. まとめ


グローバル化の影響を受け、企業における英語力の重要性は高まり続けています。しかし、求められる英語力の水準は社員ごとに異なり、どのような育成方法を選べばよいか悩む担当者も多いのではないでしょうか。


そこで本記事では、グローバル社会で必要な英語力とは何かを整理し、社員の英語力を効果的に向上させる方法を具体的にご紹介します。


グローバル化が進む中で英語が必要な理由

企業の人事ご担当者や研修ご担当者にとっては、当たり前のことになりますが、まずは、英語力が社会人にとって欠かせないスキルになっている理由をおさらいします。


①グローバルビジネスを成功に導くため


グローバル社会で英語力が必要とされるもっとも大きな理由は、海外市場で成功を収められるようにするためです。企業のグローバル化は、今に始まったことではありませんが、バブル期などは、日本が世界から注目されていたこともあり、社員に十分な英語力がなくとも海外の企業との取引を継続できていました。

しかし、今は、世界中の企業と対等に競争しなければならない時代です。この時代の変化に伴い、海外業務にあたる社員の求められる英語力の水準が高まっています。


②英語を必要とする社員が増えたため


近年、デジタル技術の発展に伴い、 海外企業と仕事のやり取りを行うための時間的・場所的なハードルが下がりました。そのため、技術職や研究職の社員の方々であっても、英語の会議に参加する必要があるなど、英語を必要とする社員の割合が増えています。

また、外国人スタッフの採用やインバウンド需要の増加により、国内で業務をする社員にも英語力が求めらる場面も増えてきました。


③得られる情報量を増やすため


英語力を身につけておけば、情報収集の幅が大きく広がります。

研究論文やビジネスの最新トレンドは英語で発信されることが多く、英語が理解できないと情報の入手に遅れが生じ、競争力を維持することが難しくなります。特に、IT・医療・金融などの業界では、英語の情報をいち早くキャッチし、自社の戦略に活かすことが重要です。


グローバル化に対応できる英語力を身につけさせる方法


当たり前の話ですが、社員が求めらる英語力は一人ひとり異なります。海外の企業を相手にタフな商談や交渉を行う社員もいれば、電話の取次ぎやEメール対応のみできれば良いなど、様々です。

そのため、社員に英語研修を行う際に大事なことは、

「適切な人材に」「適切な研修を」「適切なタイミングで」実施することです。


適切な人材とは?

社員が英語力を高めるためには、何らかのモチベーションが必要です。最もモチベーションが高い社員は、現在の業務で英語を使用しており、課題を抱えている方や、異動、昇進などで、今後すぐに現状のレベルより高い英語を要求されている方です。こういった方々は、それぞれのニーズに即した研修や学習機会を用意すれば、高い確率で成果を出してくれるはずです。

課題となるのは、上記以外の「今は英語を必要としていない」社員を対象とする場合です。中には「TOEICで〇〇点をクリアしたら一時金を支給」といった手法で一時的なモチベーションを作り上げる取り組みをしている企業もありますが、こういった社員の方々を対象とする場合は、「英語学習」だけではなくセットで、その先のキャリアの指針を示すなどの取り組みが必要です。


適切な研修とは?

「電話の取次ぎやEメール対応のみできれば良い」と思っている社員に「TOEIC対策」の研修を行っても、積極的に学習に取り組んでくれる社員は少ないと思います。一方で「TOEICのリスニングで〇〇点くらいの点数がないと電話を取り次ぐために必要な、リスニング力が不十分なため、まずはTOEIC学習を行います。ここで〇〇点をクリアしたら、電話応対の英会話研修を行います。」と説明を受けたらどうでしょうか?

社員が求めている英語スキルをカバーする研修を用意することも大事ですが、同時に、研修の目的や理由を明確にすることで、適切な研修を提供することが可能です。


適切なタイミングとは?

適切なタイミングとは 研修期間(学習期間)を指します。現在の英語レベルと目標とする英語レベルによって研修期間、学習期間は異なります。目標に到達するまでにかかる妥当な時間から逆算して正しいタイミングで研修を実施する必要があります。また、社員のキャリア設計と英語学習を連動させると、モチベーションが高まりやすいため、 社員のキャリアプランに沿った研修のタイミングも意識する必要があります。


英語研修を効率よく行うために意識したいポイント


英語研修によって社員の英語力を効率よく伸ばすためには、以下でお伝えする3つのポイントを意識しましょう。
​​​​​​​

①研修目的と目標を明確にする


前述の通り、社員の英語力を伸ばすにあたって、明確な研修目的の説明と、目標設定は欠かせません。研修の目的と目標は社員のモチベーションを大きく左右します。

短期目標と長期目標を設定してモチベーションを保ちつつ、無理のない範囲で学習を継続させることが重要です。


②効果測定を適宜行う

社員の習熟度を測ることも、英語研修を進めていくうえでは大切です。

英語研修は、社員の習熟度が低いまま続けても意味がありません。必要な英語力が身についていないにもかかわらず研修が進んでしまうと、社員は挫折してしまいます。定期的に効果測定を行い、学習が遅れていないかどうかを適宜確かめる必要があります。


③インプットとアウトプットのバランスを考慮する


英語研修では、単語や文法の暗記といった“インプット”よりも、覚えた英語を口にする“アウトプット”の時間を多くとることが大切です。なぜなら実際に英語を話すことで、知識の定着を効果的に促進できるためです。一方で、ひたすら会話の練習をしても知識量が増えず、効果的な学習とは言えません。

インプットとアウトプットのバランスは、社員の英語レベルやその方の抱えている課題によっても変わります。レベルや目的に応じて適切な学習をプランすることが大事になります。


まとめ


この記事では、グローバル社会における英語力の必要性について以下の内容を解説しました。

  • グローバル化が進む中で英語力が必要な理由
  • グローバル化に対応できる英語力を身につけさせる方法
  • 英語研修を効率よく行うために意識したいポイント

グローバル化に伴い、企業における英語の重要性はますます高まっています。しかし、社員ごとに必要な英語力が異なるため、一律の研修では効果が薄くなってしまいます。


「適切な人材に」「適切な研修を」「適切なタイミングで」研修を提供するためにも、まずは社員の英語ニーズや英語レベルを把握し、最適な育成プランを考えてみてはいかがでしょうか?

株式会社EdulinX(エデュリンクス)では、研修の計画・立案からご相談を承り、貴社の課題・目的に応じた、最適な英語研修をご提案いたします。ぜひお気軽にお問い合わせください。


button_mail



資料はこちらからダウンロードいただけます。

  資料ダウンロード(一覧)|株式会社EdulinX(Reallyenglish・Prospera Training Solutions) 株式会社EdulinX(Reallyenglish・Prospera Training Solutions)の「資料ダウンロード(一覧)」ページです。英語eラーニング「Reallyenglish」と、研修サービス「Prospera Training Solutions」で、グローバル化の課題に対する最適なソリューションをご提案します。 株式会社EdulinX



また、各研修のラインナップや詳細は、下記ページよりご覧ください。

blog_banner_01

CONTACT

学生から社会人まで、英語学習に留まらない
グローバル人材育成をEdulinXにお任せください。

ご不明な点はお気軽に
お問い合わせください

お役立ち資料は
こちらから

ページトップへ戻る