グローバル人材育成に力を入れる企業の内定者向け施策とは?
近年、人事担当者様からお伺いする課題の一つとして、新卒採用における内定承諾後の辞退、入社後の早期退職があります。そのために多くの企業様が内定期間中の学生へのサポートを工夫されています。その中で重要な役割を果たすのが、「内定者への学びの機会提供」です。
そこでEdulinXでは、昨年、内定者向けの英語研修に関するウェビナーを開催。グローバル人材育成に力を入れる企業様の内定者向け施策の事例、人事担当者様の声、トレンドなどを公表し、大変ご好評をいただきました。
本記事では、昨年のウェビナーで公開させていただいた内定者向け英語研修のトレンドを一部ご紹介いたします。本年度開催のウェビナーと合わせて参考にしていただければ幸いです。
好評につき今年も開催! 【無料ウェビナー】グローバル人材育成に力を入れる企業の内定者向け施策とは? 7月18日開催
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【昨年のトレンド①】内定者英語研修の運用方法について
2023年度入社の内定者に対し、必須課題として英語研修を提供している企業様が8割近くを占めました。内定式のある10月からスタートし、入社までの6か月間のトレーニングとするのがもっともスタンダードな形式です。
お申し込みに関しては、人事担当者様のお手間を減らせるよう、企業様ごとの専用WEBサイトをご用意させていただいておりますが、必須課題としている企業様が多いこともあり、ご担当者様自らが、お取り纏めの上でお申し込みいただくケースが大半となりました。
※必須課題としている場合でもWEBサイトを活用して、手間の削減が可能です。
【昨年のトレンド②】ご活用コースと修了率について
内定期間中の学習習慣づけと基礎力アップを目的とする企業様が多い中で、「総合英語コース」が人気です。過去と比較すると「EZ to Talk 2」の利用が伸びているというトレンドがあります。「EZ to Talk 2 」は基礎力強化と合わせてスピーキン力も向上可能な、eラーニングとオンライン英会話がセットになったコースで、内定段階で実践力まで磨いてほしいという各企業様の内定者に対する期待が現れています。
内定者それぞれで学習にのぞむため、「しっかりと取り組むのか」という懸念があるかもしれませんが、昨年度全体では93.9%の修了率と高い値になりました。
高い修了率の背景にある工夫とは?
高い修了率の背景に、各企業様で行われている工夫が見えてきます。内定者向け英語研修における工夫は2つに大別できます。
- 内定者へ向けたメッセージ
- 英語研修の運営方法
それぞれ具体的に見ていきましょう。
1. 内定者へのメッセージ
食料品メーカー大手A社では、海外志向の高い内定者が多いことを受けて、「(これから入社するあなたたちに)海外展開の加速を牽引してほしい。より早い段階で海外赴任のチャンスを獲得してもらうためにも、入社後のTOEICで高いスコアを取得してほしい」というメッセージを内定者に伝えています。このように自社のビジネス環境・経営計画と内定者への期待を繋げたメッセージを伝えることで、内定時期の課題へのモチベーションを高めることが可能です。
また化学メーカー大手B社では、既存社員が実際に体験したエピソードを内定者に紹介しています。例えば、海外のパートナーと英語での意思疎通がうまくできなかったことを受けて、苦労して英語力アップに取り組んだとある社員のエピソードなどです。「入社後に自分が遭遇するかもしれない。早期に英語力アップに取り組もう。」という意識を醸成することに成功しています。
2. 英語研修の運営方法
同じく化学メーカー大手B社では、英語研修の運営方法にも工夫があります。
研修担当者は「英語学習は一人で学習を進める際に明確な目標がないと挫折してしまうかもしれない」と考え、チーム対抗で学習に励む仕組みを導入しています。チーム対抗戦にしたうえで、チーム内で励まし合って学習を進めることで、内定期間中の継続的な学習進捗を実現しています。(※詳細は「Study Together」をご参照ください。)
本年度のウェビナーは7月18日開催します
ここまで、昨年開催したウェビナー内容の一部をご紹介してきました。本年度のウェビナーでは、グローバル人材育成に力を入れる企業様にアンケートを実施し、内定者向け施策の事例と数値で見る2024年度入社内定者英語研修の現状に迫ります。
開催日時:2024年7月18日(木)14:00~14:45
セミナー概要:
- 内定者向け英語研修を実施する目的・重視していること
- 内定者向け英語研修の位置づけ・費用補助制度
- 「英語の重要性」や「グローバル」について、どのようなメッセージを内定者に伝えているのか
- 内定者の反応 など
こうした観点で、社名公開させていただく企業様を含む複数の事例をご紹介いたします。 また、2024年度入社内定者研修としてReallyenglishをご活用いただいた企業の中から、51社、3301名分の結果についても、数値でひも解いていきます。
内定者向けの研修で悩んでいるご担当者様、最新の他社事例を参考にしたい方のご参加をお待ちしております。
※本セミナーは終了いたしました。内定者教育について、ご興味、ご相談がございましたらお気軽にお問い合わせください。お問い合わせはこちら