【入学前教育】推薦・AO入試の約5割が『大学の授業についていけない』と感じている
1990年に慶応義塾大学が始めたAO入試は、その後他の大学まで拡充し年々その数を増やしています。
最新のデータによると、2000年には国公立大のたった4校しか実施していなかったAO入試が2019年には88校にまで増え、実施率は全国公立大の50%を超えました。そして、推薦入試&AO入試募集人員も2019年には25,000人を超え、年々推薦・AO入試で入学する学生は増え続けています。
<出典>
『旺文社教育情報センター2019 年1 月』(P.8)
http://eic.obunsha.co.jp/pdf/exam_info/2019/0115_2.pdf
そもそも『推薦・AO入試』とは、学力では測ることのできない個人の能力や、本人の学習意欲・学校への適性を評価する制度。
つまり、テストの成績には表れない才能や個性を持った学生を発掘し、大学という環境でさらにそれらの能力を伸ばし、社会で、そして世界で活躍してもらおうという意図がありました。
ところが最近、この『推薦・AO入試』にも不具合が生じています。
『推薦・AO入試』で入学した学生が大学の授業についていけないと感じているのです。
具体的に「どの教科」の理解が不足しているか、というアンケートでは「英語」が断トツの1位で、2位の「数学」を10%以上引き離しています。
さらに偏差値別で見てみると、「55~65未満(推薦・AO入試」では50.7%の学生が、「45~55未満(推薦・AO入試)」ではなんと65.4%もの学生が英語の知識・理解不足を感じています。
<出典>
『第1回【ベネッセ研究員より】推薦・AO入試-接続の観点から学生の意識・実態を探る』
https://berd.benesse.jp/berd/focus/4-koudai/activity1/
つまり、中間層の大学では「一般・センター入試組」と「推薦・AO入試組」の間で学内格差が広がっている、と言えそうです。
1人ひとりの英語力に合わせた入学前教育が人気
そしてこの問題を解決するために今、大学が取り組んでいるのが「入学前教育」です。弊社でも入学前教育の引き合いが年々増加しており、入学前にできるだけ「英語力」を伸ばしておきたいと考える大学が増えています。
例えば、従来の入学前教育は
- 大学:各大学から入学前教材等を各入学予定者に送付する必要がある。
- 教員:入学予定者の学習の進捗状況を確認することが出来ない。
教材に付属する提出課題を自身で添削しなければならない。
など、教員やスタッフの負担が大きいことが課題でした。
一方、Reallyenglishであれば、
- 教材の送付不要
- 受講進捗状況を完全に把握できる
- 添削も専任チューターが対応
- 自動診断テストにより、学生1人ひとりにあった英語レベルで学習できる
- 画像・イラスト・アニメーションを駆使したコースで学習できるから楽しく修了できる
など、教員やスタッフの負担を軽減させ、さらに学生の英語レベルに最適な形の受講環境を提供できることが可能になっています。参考までに弊社が今までお手伝いした大学は、立命館大学様、昭和女子大学様を含め数十校に上ります。
事例も公開しておりますので、ぜひ参考にしてください。