昭和女子大学 様
導入事例
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校名:昭和女子大学 様
区分:私立大学
カテゴリー・利用目的:授業外利用
導入コース:TOEIC® L&R 対応 総合英語コース 7※
対象者:再履修者
※「TOEIC® L&R 対応 総合英語コース 7」は現在は「TOEIC® L&R 対応 総合英語コース 8」として提供しています。
昭和女子大学は、「世の光になろう」を学園目標として掲げる伝統ある私立女子大学です。
2019年に米テンプル大学が敷地内に移転しグローバルキャンパスがスタート、2020年には創立100周年の節目を迎えようとしています。2012年度に、私立女子大学としては唯一の「経済社会の発展を牽引するグローバル人材育成支援事業」として文部科学省に採択されたことをきっかけに、3つの英語系学科だけではなく、10の非英語系学科においても、きめ細やかな英語教育に力を入れてきました。
導入前の課題
本学では、英語があまり得意ではない非英語系学科も英語の授業を受けていますが、単位を取るための一授業として捉えられている印象がありました。この学科に在籍している学生の就職先では「日常的には英語は使わない」かもしれませんが、「使わざるをえない」状況は突然やってきますので、そのために1年時にしっかりと英語に触れてもらいたいと考えていました。そこで、授業外でも学習できるよう2012年から(他社の)eラーニングを採用し運営し始めました。
ところが、スマートフォンの爆発的な普及により、スマートフォンで学習したいという声が増え、導入当時はそこまで問題にならなかった「パソコンのみの学習」が徐々にボトルネックになりました。
また、そのeラーニングのシステム構成が複雑だったこともあり、トラブル時の対応に時間がかかっていたことも問題意識としてありました。
アクセスしにくいことを理由に、英語に触れてもらう機会が減ってしまうのは本意ではなかったので、切り替えを検討し始めました。
導入の経緯&決め手
① 幅広いレベルに対応できること
② 教材の質が高いこと
③ 操作性に優れていること(スマートフォンに対応していること)
④ トラブル時の対応が素早いこと
検討段階では、この4条件を重視していました。本学には、様々なレベルが混在する学生が非英語系学科で1学年約1,100名在籍しており、これに対応できる教材は数ある業者の中でも Reallyenglish だけでした。また、イギリスでコンテンツを開発していることから質が高く、本学の外国人講師も教材のクオリティに感心していました。
もともと2015年から「再履修クラス」で、小規模ながら Reallyenglish を導入しており、その時のトラブル対応が良かった(早かった)のがとても印象的でしたので、これなら大勢の学生をあずけても大丈夫だと思いお願いすることにしました。
ご活用方法
現在、2つのクラスで Reallyenglish を導入しています。
1つは「再履修クラス」(1年時に単位を取れなかった学生が受講するクラス)。
2つ目は、非英語系学科の英語の授業です(1年生全員約1,100名が前・後期で受講)。
この2つのクラスで「総合英語コース7」を利用しています。標準的な合格基準は60%で設定されているようですが、本学では80%と高めに設定しました。やはり、授業として取り入れていますので真面目に取り組んで達成してもらいたい思いがありました。ただ、ハードルが高い分学生へのサポートも手厚くする必要があると考えていましたので、前期の最初に「英語学習に取り組む理由と本学の英語教育の特徴」を説明し、各クラスの担当教員が学習進捗状況を確認しながら、すべての学生が修了基準に到達できるように授業内の声かけでのメンタリングを行っています。
さらに、英語が得意でない学生たちのモチベーションを維持する意味で、1週間にどのレッスンをいくつやればいいかわかるように、レッスン量・内容の選定も本学で行いました。
導入後の成果
2017年4月から導入し前期が無事に終了しました。約1,100名のうち、休学生を除く97%の学生が修了しましたのでひとまず安心はしましたが、本学では「修了率100%」を目標としていますので、後期以降は目標を達成できるようにさらに工夫していこうと思います。
管理面では授業を受け持つ担当教員から「管理システムが使い易かった」という好意的な意見が多かったです。やはり進捗状況がすぐに確認できるとメンタリングがしやすいので助かっています。
教材面では、スマホ学習が現代の学生には適しており、とても評判が良かったです。
「学習量が多い」や「なかなか合格基準をクリアできずもどかしい」などの声はありましたが、学生時代にやり抜いた自信は将来、必ず役に立つと信じています。
余談ですが、電車で他大学の学生が Reallyenglish を利用して勉強している姿をうちの学生が見かけて、「他の大学でも(Reallyenglishを)使ってるんだ 」と嬉しくなったそうです。
場所を選ばずに学習できることから、語彙力が増えることを期待しています。
今後の展望
今後はAO入試、推薦入試で入学が決まった約700名の高校生に対し、「入学準備教育」としても Reallyenglish の導入を決めました。授業同様に、大学が決めた課題に取り組んでもらう予定で、自律学習の姿勢を身に付けることと、修了率100%を目標に進めていきたいと思っています。
現状、 Reallyenglish に不満はありませんが、強いて1点要望を挙げるとすれば、本学の英語教育の目的は「実社会で困らないために」です。加速するグローバル化に対応するためにも「ノンネイティブ」の音声をさらに収録してもらえると嬉しいですね。
総合教育センター 三宅 ひろ子 専任講師
2019年6月現在、東京家政大学 准教授
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