グローバルリーダーとは? 必要なスキルと育成方法を紹介
世界中で進んでいるグローバル化に伴って、国内でも同様に“グローバルリーダー”の必要性が高まっています。そのため、グローバルリーダーの育成を検討し、求められるスキルや育成方法を調べているご担当者様もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで本記事では、グローバルリーダーの概要をおさらいしたうえで、必要なスキルとその研修を紹介します。
グローバルリーダーとは
グローバルリーダーとは、国や文化の違いを超えて、国内外問わずビジネスシーンで活躍できるリーダーのことです。企業・団体において国際的なビジネス戦略やビジョンを持ち、組織を牽引していけるスキルを持った人材で、現代のビジネスシーンにおいて極めて重要であり、その存在が企業の国際競争力に影響します。
グローバルリーダーを育成するには、グローバルな環境に身を置くだけでなく、専門的な研修を受講し、必要なスキルを補うことが有効です。研修については、記事の後半で詳しくお伝えします。
グローバルリーダーになるために必要なスキル
前述した通り、グローバルリーダーには、グローバル人材としてのスキルと、組織を強い力で牽引するスキルの双方を有することが求められます。以下の表に、グローバルリーダーになるために必要な6つのスキルをまとめました。
▼グローバルリーダーになるために必要な6つのスキル
スキル |
概要 |
語学力 |
商談や交渉といったビジネス英語に加えて、部下へのフィードバック、経営といったマネジメント英語を使いこなせる力 |
異文化対応力 |
異なる文化、価値観、考え方を受け入れ、多様なチームメンバーや顧客と良好な関係を築ける力 |
異文化コミュニケーション力 |
日本とは異なるコミュニケーションスタイルを理解し、グローバルな環境下で適切なコミュニケーションを行うことができるスキル |
マネジメント力 |
多国籍な人材をマネジメントするスキル。自身のマネジメントスタイルを理解しつつ、日本とは異なる商習慣を踏まえ、マネジメントスタイルを適応させることができる力 |
リーダーシップ |
明確なビジョンと目標を掲げ、その達成に向けて、他者、組織を牽引することができる力 |
ビジネススキル |
プレゼンテーション、会議のファシリテーション、議論、交渉など、グローバルなビジネス環境で業務を遂行するために必要なビジネススキル。日本でも必要なスキルだが、グローバル環境下に適応する力が必要 |
経営スキル |
経営戦略、組織マネジメント、マーケティング戦略など、経営に関わる基礎的な知識と実践力。高いポジションでより必要となる力 |
グローバルマインドセット |
グローバルな環境で活躍するためのベースとなるマインドセットで、グローバルリーダーのみならず、グローバル人材には必要不可欠なマインド |
グローバルリーダーには、経営やマネジメント、リーダーシップといったさらに高度で専門的な語学力も要求されますし、日本でマネジメント経験があったとしても、国や文化の異なる社員をまとめるには、日本的なマネジメント方法とは異なるマネジメント力も求められます。また、時には自社の企業理念を外国人社員に理解、浸透させることも必要です。
国境を越えての事業が展開されているなか、働く人材も多様化しているため、国際的に活躍できるグローバルリーダーの存在は、ビジネスを成功に導くうえで必要不可欠です。そのため、自社内のグローバルリーダーの育成体制を整えることが急務だといえます。
グローバルリーダー育成のための研修
グローバルリーダーを育成するうえで必要となる研修を挙げてみました。社内の階層別教育と組み合わせて、体系的な育成体制を構築できるよう、これからご紹介する3つの研修を取り入れてみてください。
①英語ビジネススキル研修
英語ビジネススキル研修では、国際的なビジネスシーンで必要となるスキルを、実践的なシーンを想定したロールプレイングやディスカッションなどを通じて、身につけられます。
承認を得る、フィードバックをする、といった社内で必要となる英語から、プレゼンテーション、ミーティングのファシリテーション、ネゴシエーションといった社内外で必須のスキルを習得することが可能です。
英語ビジネススキル研修を導入する際は、研修生の英語レベルや必要となる英語スキル、またオンラインや対面などの受講環境などをヒアリングしたうえで、適切な研修を提案してくれる会社を選ぶことが重要です。手間はかかりますが、複数社から話を聞いたうえで、自社に最適だと思えるプランをお選びください。
②英語マネジメント・リーダーシップ研修
グローバルな環境下におけるマネジメントやリーダーシップについて、アクティビティやディスカッションを通じて、体験的に学ぶ研修です。
これらの研修は、研修生が求められる業務内容やスキル、企業の今後の戦略などを研修内容に取り入れる必要があるため、カスタマイズした研修を提供するのが一般的です。そのため、研修の企画から実施までにある程度時間を要します。研修会社と企業が十分に話し合い、研修内容を固めることが、研修成果に直結するため、ある程度研修実施までに余裕をもっておくことが重要です。
また、研修生の英語レベルは中級以上であることが望ましいため、英語ビジネススキル研修を含め、事前に英語習得をしておくことをおすすめします。
③異文化理解・異文化マネジメント研修
異文化理解・異文化マネジメント研修においては、異文化の特性を理解し他者と協力していくスキルを得られます。
国際的なビジネスシーンでは、語学力とともに異文化理解を深め、コミュニケーションスタイルを確立することが欠かせません。またグローバルリーダーとして、外国人社員に対し、異文化を尊重しながら、マネジメントや育成を行う必要があります。
外国人部下のよくある悩みを知り、その文化的理由と可能な対策について考える、相手を不快にさせずに「ノー」という方法など、異文化によるコミュニケーションスタイルの違い、マネジメント手法の違いを知りながら、多様性のメリットを生かし、組織を活性化するための工夫などを学びます。
まとめ
この記事では、グローバルリーダーについて以下の内容を紹介しました。
- グローバルリーダーとは
- グローバルリーダーになるために必要なスキル
- グローバルリーダー育成のための研修
グローバル化が進むなか、グローバルリーダーはビジネスを成功に導くうえで欠かせない存在です。
グローバルリーダーを育成するための研修は、自社で開催できる場合もありますが、体系的な育成体制を整えるまでには時間がかかります。外部の会社に研修を依頼するほうが、専門的な知識を有したプロに迅速に実施してもらえるためおすすめです。
グローバルリーダーの育成に力を入れたいのであれば、英語ビジネススキル研修や異文化理解研修を実施している株式会社EdulinX(エデュリンクス)にお問い合わせください。貴社の現状や課題、ご予算などをお伺いしたうえで、最適なプログラムをご提案します。
また、各研修のラインナップや詳細は、下記ページよりご確認いただけます。