企業向けの英語研修にかかる費用はどのくらい? 導入時のポイントも紹介
社員の英語力向上を目的に英語研修の導入を検討しており、その過程で費用相場を調べているご担当者様もいらっしゃると思います。研修の形式ごとに異なる費用を把握したうえで、導入時のポイントを押さえておくと、費用対効果を高めることにつながります。
そこで本記事では、企業向けの英語研修にかかる費用の目安をお伝えしたうえで、英語研修を導入する際のポイントを紹介します。
企業向けの英語研修の費用相場
企業向けの英語研修にかかる費用は、研修の形式によって異なります。以下の表に、英語研修の費用相場を形式別にまとめました。
▼企業向けの英語研修の費用相場
形式 |
詳細 |
費用相場 |
講師派遣型英語研修 |
企業のオフィスに講師を派遣し、英語研修を受ける |
月額30万円程度 |
通学型英語研修 |
参加する社員が直接教室に足を運び、英語研修を受ける |
月額10万円程度 |
合宿型英語研修 |
参加する社員が寝泊まりしながら、英語研修を受ける |
1泊2万円程度 |
オンライン型英語研修 |
オフィスや自宅などから、オンラインで英語研修を受ける |
月額5,000円程度 |
eラーニングによる英語研修 |
参加する社員の好きな時間と場所で、eラーニングによる英語研修を受ける |
月額数千円程度 |
上記はあくまでも目安となります。研修の時間数や内容によって、費用は異なり、さらに研修内容をカスタマイズすることでも、費用は変動します。例えば、講師派遣型、通学型の場合は、週に1回の研修なのか、2回の研修なのかでも費用は異なります。
また、講師派遣型英語研修の場合、1クラス当たりの受講生の人数によって、一人当たりの費用が変わります。一般社員への研修はグループレッスンで1クラス6名前後、部長・役員クラスになると、プライベートレッスンでの実施することが一般的ですが、同じ研修内容、時間数であれば、研修費用は同額のため、一人当たりの費用に違いが生じます。
企業向けの英語研修の導入形態
企業が英語研修を導入する際の形態は、法人契約型と福利厚生型の2つのパターンに大きく分けられます。
法人契約型では、企業が費用を負担し、英語力が求められるポジションの社員に受講してもらいます。そのため、研修は業務時間内に実施するのが基本です。一部、手上げ式の研修では、費用は企業が負担し、研修は業務時間外に実施するケースもあります。
一方、福利厚生型なら、福利厚生の一環として希望する社員が優待料金で英語研修を受講することが可能です。これは任意での受講となり、社員自身が費用を負担するため、企業が支払う費用は限定的、または0円の場合も少なくありません。
また、福利厚生型においては、受講生が修了基準をきちんと満たした場合に、企業が補助金を支給することもあります。企業によって、費用の半額程度から全額(上限あり)が補助金の相場とされています。
英語研修における費用対効果を高める方法
予算を投じて英語研修を導入するなら、研修の費用対効果を少しでも高めたいところです。英語研修の成果を出すためにも、これからご紹介する2点を実践してみてください。
①研修の前に明確な目標を設定する
英語研修の費用対効果を高めるには、目標設定が不可欠です。受講前に設定した目標が、研修修了時の目標達成度を評価する際の基準となり、研修の成果を定量的に測定できるためです。
企業がお金を負担して英語研修を行う、最終的な目標は、グローバル人材を育成し、グローバル環境下でのビジネスを成功させるためです。この長期的な目標をブレイクダウンし、受講生の英語レベルや研修生の階層に応じて、短期的な研修の目的と目標設定を行いましょう。
英語習得には時間を要するため、短期的な目標は、あまり欲張らずに、おおよそ3か月程度の研修で、「TOEICスコアアップ」「スピーキング強化」「英語でプレゼンができるようになる」など、目標を1つに絞り込むことがおすすめです。こうすることで、参加する社員も研修の目的が明確になり、学習効率も上がります。
②定期的な評価とフィードバックを実施する
英語研修の効果を最大限に引き出すうえでは、研修期間中に社員への評価とフィードバックを定期的に行うことも重要です。それによって、参加している社員の進捗や課題を把握し、必要に応じて研修内容や進行速度を調整することにもつながります。
さらに、適切な評価とフィードバックを受けられた社員は、自身の成長や課題を確認できるため、英語学習へのモチベーションアップも見込めます。
企業向けの英語研修を導入する際のポイント
最後に、企業が英語研修を導入する際に押さえておきたい、2つのポイントを紹介します。費用対効果を高めるためにも、ぜひ参考になさってください。
①複数の英語研修サービスを検討する
英語研修の導入を検討する際は、自社にとって最適な英語研修サービスを選べるように、複数の選択肢に目を向けることが大切です。
自社のニーズに合うサービスを導入するには、本格的な検討の前に、英語研修の目的や予算、社員の英語力などの条件を洗い出すことが欠かせません。サービスによって、対面やオンラインといった形式はもちろん、ビジネス英会話やTOEIC対策をはじめとするプログラムなど、提供している内容が異なるためです。
また、前項で挙げた、明確な目標を設定についても、アドバイスしてくれる会社をお勧めします。研修の目標の妥当性や正しい目標設定ができているか、あるいは、別の課題を先に解決すべきなど、他社の事例やこれまでの経験を基に適切な課題解決の提案をしてくれるかも、選定の大きなポイントです。
なお、無料の体験プログラムの受講後に、導入するかどうかを決められるサービスもあります。導入前に担当者が体験プログラムを受講すれば、サービスの品質を確かめられるためおすすめです。
②研修内容の詳細を問い合わせる
導入したいサービスを見つけたら、契約後のトラブルを防止するために英語研修を通じて強化できるスキルや受講期間、申し込める最低人数といった詳細も確認する必要があります。
また、サービスによっては基本のプログラム以外にも、複数のプログラムを組み合わせたりオリジナルの内容を提案してもらえたりします。ご希望がある場合は、カスタマイズの可否と追加料金の有無を問い合わせてみてください。
特に、短期集中で社員の英語力を強化したい場合や、特定のスキルを向上させたい場合は、プログラムのカスタマイズが必要になることがほとんどです。
まとめ
この記事では、企業向けの英語研修の費用について以下の内容を紹介しました。
- 企業向けの英語研修の費用相場
- 企業向けの英語研修の導入形態
- 英語研修における費用対効果を高める方法
- 企業向けの英語研修を導入する際のポイント
企業向けの英語研修の費用相場は、研修形式ごとに異なります。さらに、法人契約型と福利厚生型のどちらの導入形態を採用するのかによっても、企業が負担する費用は変わってきます。
企業向けの英語研修を導入する際は、費用対効果を高めるためにも複数のサービスを検討し、自社にとって最適なものを選ぶことが重要です。
株式会社EdulinX(エデュリンクス)にご相談いただければ、貴社の現状や課題、ご予算などをお伺いしたうえで、最適なプログラムをご提案します。「英語研修の費用対効果を高めたい」とお考えの方は、英語ビジネススキル研修や英語eラーニングコースなど、幅広いプログラムを展開している当社に、ぜひ一度お問い合わせください。
また、各研修のラインナップや詳細は、下記ページよりご確認いただけます。