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提案事例のご紹介① グローバル要員育成研修の見直し



本日は、実際にある企業様から頂いたご相談を基に、EdulinXがどのような研修をご提案しているのか、提案事例をご紹介させていただきます。今回紹介させていただく企業様では、3年前からオンライン英会話を導入しており、4年目の実施に際し、見直しを検討していることから、EdulinXにご相談をいただきました。

まず、現在の状況を把握するため、現在の研修内容とご相談内容を伺いました。下記が担当営業がヒアリングした内容のまとめとなります。
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目次[非表示]

  1. 現在の状況
  2. 相談内容
  3. ヒアリングから見えてきた課題
  4. 提案内容
  5. 採用いただいた研修
  6. 定期的な研修の見直しでより効果的な人材育成を!


現在の状況

  • グローバル要員育成の一環として、3年前からフィリピン人講師による他社オンライン英会話を導入。
  • 手上げ式(30名定員)、応募資格は、勤続3年以上、TOEIC® L&Rテスト550点以上。
  • 年1回の実施で、受講期間は6ヶ月。
  • 既定回数以上の出席で修了(8割から9割が修了) 。修了した社員は、翌年も応募可能。
  • 初年度は応募が50名を超えていたが、減少傾向。昨年は応募が30名を割った。
  • 社員の英語力はTOEICで把握。スピーキングテストは導入していない。
  • リピート受講が多い(2年目は10名くらい、3年目は15名くらい)。
  • 受講者のTOEICスコアは、550~600点が12~13名、600~700が10名くらい、700~800が、4~5名、800以上が2~3名。


相談内容

  • 初年度は、研修後のアンケート(本人の実感)や、現場での上司の反応などから、成果を感じられたが、徐々に成果が出ていないように感じる(実際英語を使う現場で、思ったより伸びていないという声があった)。
  • TOEICの結果もあまり上がっていない。修了率は高いので、より成果の出る内容があれば検討したい。
  • 応募人数が減ってきているので、ラインアップを増やすか、別のサービスへの切り替えを検討。
  • 目的はスピーキング力の強化、ビジネスレベルで使える会話力強化なので、スピーキングにフォーカスした内容を希望。


ヒアリングから見えてきた課題

上記のご相談から見えてきた課題は以下になります。


研修成果が出ていない理由として考えられる点

  1. オンライン英会話の成果をTOEIC(リスニング、リーディング)で計測しているため、スピーキングの成果が測れていない

  2. TOEICスコアが550~600点台の方々は、英会話のみの研修内容では、リーディング力やリスニング力の不足により、スピーキングの幅が広がっていない(TOEICスコアが伸びていないことからも、リーディング力やリスニング力の不足が考えられる)

  3. 700点以上の中上級者は、再受講の割合も多く、マンネリ化しているのではないか?また、実際の現場で要求されている英語とレッスン内容に乖離があるため、実践的な英語が身についていないのではないか?


応募者が減少している要因として考えられる点

  1. 現場で実際に必要とされている英語スキル、社員が学習したい内容とレッスン内容の乖離はないか?

  2. 社員に対し、グローバルに活躍することを啓蒙しているか?
    →英語を学習したい人だけが応募するのではなく、「英語を勉強してみよう」「英語が必要」「グローバルに活躍したい」「自分でもできる」と、思わせる土壌づくり


提案内容

上記のご相談と課題に対し、EdulinXでは、下記のご提案をさせていただきました。


① 英語研修を3レベルに分け、レベルに応じた学習内容に変更

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TOEICスコアが550~ 595点の方、600~695点の方には、オンライン英会話とeラーニングがセットになったコースを提案させていただきました。 EZ to Talk 2、 Business Speakingコースはいずれも、事前にeラーニングでインプット学習をすることで、語彙、フレーズなど表現の幅を増やし、オンライン英会話で習得したフレーズなどを実際に試していただくことが可能です。スピーキングを伸ばすことが目標ですが、そのために必要な「英語を理解する力」も強化できる両コースを提案させていただきました。レベルに応じて 550~ 595点の方には、日常からビジネスまで、豊富なトピックが学べるコースを、 600~695点の方には、ビジネス英語に特化したコースを選定しました。

一方、700点以上の方には、ネイティブ講師によるグループレッスンをご提案しました。担当者との打ち合わせから、現場で求められる英語は多岐にわたるものの、オンライン会議やオンラインでのプレゼンテーションは共通して求められるスキルということでしたので、2つのスキルにフォーカスした研修をご提案しました。研修は週1回、2時間、はじめにプレゼンテーションを12回、その後にミーティングを12回実施します。毎回の予習・復習はオンライン上で学習できる専用画面を用意しております。また、プレゼンテーション研修の最終回には、参加者の上司や先輩をゲストに呼び、研修生のショート・プレゼンテーションを実際に見ていただく機会を用意。ミーティング研修の最終回は講師の他にもう1名、ゲスト講師を手配し、実際の会議を想定した交渉相手としてシミュレーションに参加してもらうことで、実践力を養う機会を用意しました。このシミュレーションにも上司や先輩社員に参加していただき、成果を発表する場とさせていただきました。


② 英語スピーキングテストの導入

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英語研修とは別に、英語スピーキング力を把握するために、スピーキングテストの導入も併せて、ご提案させていただきました。TOEIC® L&Rテストだけでは、社員の英語力を正しく把握することが難しく、今後のグローバル人材育成のためにも、スピーキングテストの導入は欠かせません。加えて、研修参加者は成果を測る指標の一つとしても導入を検討いただきました。

ただし、スピーキングテストで求められる能力と研修で強化するポイントは、必ずしも一致しません。例えば、プレゼンテーション研修で学ぶ英語とスピーキングテストで画像を見て、その画像を描写する問題で問われる英語力は異なります。そのため、スピーキングテストも効果測定の1つとしながらも、従来のTOEICや、周りからの定性的な評価についても継続していくことをお勧めさせていただきました。また、上記①の提案でも書かせていただいたように、 TOEICスコアが700点以上の方の研修については、成果発表の場を設けることで、定量的に測れない研修成果を体感していただく機会を用意させていただきました。


③ グローバルに活躍することを啓蒙するワークショップの実施

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こちらの企業では、グローバル人材育成に関して、これまでは英語研修しか導入しておらず、異文化理解やグローバルに活躍することへの啓蒙などは行ってきていなかったそうです。手上げ式の研修の場合、勉強したい人ばかりが繰り返し参加してしまい、年を追うごとにグローバル要員を増やしたい、という目的から外れていってしまうことがございます。グローバルに活躍することが決して他人事ではなく、達成可能な自分事として捉えられるよう、入社3年目の社員に対するグローバルマインドセット研修を提案させていただきました。若手社員に、グローバル志向のマインド醸成と英語学習へのモチベーションアップを促し、英語研修の募集を増やすことを目的とさせていただきました。また、英語力のみならず、異文化を理解し、対応することもグローバルで活躍する上で、欠かせないスキルだということを理解してもらうことも目的としています。


採用いただいた研修

上記のご提案後、ご検討いただき、下記の研修をご採用いただきました。


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研修切り替えにあたり、従来のオンライン英会話も修了率が悪くなかったことから、初年度は、初級の方(550~595点の方)は、従来の他社オンライン英会話、中級(600~695点の方)、上級(700点以上の方)は、EdulinXの研修を導入いただく運びとなりました。また、英語スピーキングテストとグローバルマインドセット研修については、手上げ式英語研修とは別の施策として検討する必要があることから、次年度の取り組みとして検討いただくことになりました。

なお、上記17名様の研修費用総額はおおよそ170万円(お一人様あたり約10万円)になります。研修費用はクラス数や使用教材などによっても異なりますので、詳細はお気軽にお問い合わせください。


定期的な研修の見直しでより効果的な人材育成を!

研修成果が出ていない研修はもちろんですが、成果が出ている研修だからこそ、研修生のレベルが上がり、求めている内容が変化していくこともございます。定期的に社員のレベルやニーズを把握し、研修目的を見直していきましょう。

EdulinXでは、無料のオンライン相談を承っております。「現在実施中の研修を見直したい」「他社の事例を参考により良い研修にしたい」「新年度から研修担当になったが何を見直したらよいか分からない」など、ございましたら、お気軽にご利用ください。皆様からのお問い合わせを、お待ちしております。



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