広島大学 様
導入事例

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オンライン授業でTOEIC® L&Rのスコアアップを実現するためReallyenglishを導入

広島大学

校名:広島大学 様
区分:国立大学
カテゴリー・利用目的:授業内利用
導入コース:

対象者:授業内利用

※「TOEIC® L&R 対応 総合英語コース 7」は現在は「TOEIC® L&R 対応 総合英語コース 8」として提供しています。

 

広島大学 様

広島大学は、日本で最も多くの前身校を持つ大学です。その一つである広島師範学校 (1943年設立)の起源は、明治初期の1874年に設立された白島学校に遡ります。

その後、広島高等女学校、広島高等師範学校、広島高等工業学校、広島県実業補習学校教員養成所、広島高等学校、広島文理科大学、広島市立工業専門学校と広島県立医学専門学校が設立されて、今日の広島大学の礎となりました。

現在は国内有数の総合研究大学として、国内外で活躍する人材を多数輩出しています。

導入前の課題

コロナ禍におけるオンライン授業で、授業の組み立てを再検討

医歯薬学部(一部学科を除く)の1年生(約200名)の授業では、TOEIC® L&R で測定されるような、あらゆるジャンルにおける英語運用の基盤となる英語運用能力を向上できるように演習を重ね、TOEIC® L&Rのスコアアップも目指しています。本学では、TOEIC ®L&Rで730点以上のスコアを取得すると単位認定が可能となる制度があり、その制度を利用し、専門科目に集中したいという学生もいることから、そうした学生のためにも、確実にTOEIC® L&Rのスコアアップにつながる授業が求められています。

新型コロナウイルスの蔓延で、2020年度はオンライン授業となりました。前期は手探りの中、当初予定していた通り、紙媒体の問題集を使い、担当教員が動画で解説する授業を行いました。しかし、当初期待したほどのスコアアップを実現できませんでした。

そこで、TOEIC® L&Rのスコアアップの実現のため、後期の授業計画を見直し、Reallyenglishのオンライン教材を検討することになりました。

導入の経緯&決め手

学科の特性に合わせてコンテンツのトピックやボリュームをカスタマイズ

例年、医歯薬学部の学生は、霞キャンパスから東広島キャンパスへ移動して一部の英語の授業を受けていました。しかし、2020年はコロナ禍となり、学生も教員も移動が困難となりました。また、医歯薬学部の英語科目は8クラスあり、担当教員も8名いますが、仮にこの8名が霞キャンパスに移動して授業をすると、東広島キャンパスで学生対応などが必要となった際、誰が対応するのかという実務上の問題もありました。そのため、授業形態はオンライン授業とし、TOEIC® L&Rのスコアアップを狙えるオンライン教材があるのであれば、まずはそれを学習してもらうのがよいと判断しました。

Reallyenglishを採用した決め手は、コースが決め打ちの内容ではなく、習熟度や学部生の専門や興味に応じて、学習コンテンツを選べることと、それにより価格調整が行えたことです。

2020年後期に採用した、ADVANCED TRAINING FOR THE TOEIC® L&Rは800点突破のために本学の学生に必要なレッスン内容と学生の経済的な負担を考慮し、Part 3、4、6、7の対策レッスンだけを選んでミニコースをつくり採用しました。

ご活用方法

当初は授業時間内で課題を終えられず、25%以上の学生が欠席扱いに

2コマ連続の180分授業で利用しました。授業は、①単語学習(本学で制作したオンライン教材)と確認テスト、②担当教員の講義動画の視聴とレポート提出、③ADVANCED TRAINING FOR THE TOEIC® L&Rを使った個別学習、④担当教員が作成した確認テストを使って行いました。

予習時間と授業時間中にこなす時間を足せば、1単位に相当するような学習時間になることを見込んで課題を設定しました。授業当初から、予習が不可欠だと指導を続けましたが、180分という長い授業時間に油断したのか、予習を怠った学生が課題を終えられず、序盤では履修者およそ200人のうち、50~60人くらいを欠席扱いとしました。やはり、痛い目にあうと人間は学ぶもので、次の週から予習して時間内に全ての学習を終えるようになりましたね。

一方、教員は学生の進捗や解答状況を分析し、取り組み状況が思わしくない学生に対するメール送信などにより、学習のフォローアップを行いました。授業を担当した教員からは、学習の進捗管理が行いやすく、各種データの確認もしやすかったという声がありました。

導入後の成果

2ヶ月の受講でTOEIC® L&R推定スコアがおよそ50点上昇

授業の開始時と終了時に受験させたTOEIC®模擬テストでは、履修者全員の平均スコアが2か月で50点ほど上昇したため、数字として結果が出たことはよかったと考えています。

オンライン授業ということもあり、学生から話を直接聞いたり、学習の様子を見たりすることはできませんでしたが、授業アンケートでは、「2か月間で集中的にインテンシブな状況で学習したことで勉強する癖がつきよかった」「英語を読む機会が増えたことはよかった」「なるべく英語を勉強するような時間をつくるようになりました」「分量的に少し大変だった」という感想が得られました。

全てのアンケートを分析できていませんが、学習履歴を見る限り、ペースをおおむね保ちつつ、予習をして授業に臨む習慣ができていたのかなと感じています。

今後の展望

授業時間外の英語学習を増やすツール:Reallyenglish

教材について悩まれる先生は、2つ悩みがあると思います。
1つはどの教材を使うか、もう1つは選んだ教材をどう学習させるか?あるいは、どのような授業展開にするか?という悩みです。

Reallyenglishのオンライン教材の利用に迷っている先生は、メインの教科書・教材とは別に、とりあえず少ないレッスンを選んで、学生に授業外で学習を続けてもらうための補助教材として適宜活用していくといったところから始めるのがよいと思います。その上で、全面的にオンライン教材を授業内で使うのか、教科書と併用して上手に両方を使って考えてみてはどうでしょうか。また、Reallyenglishは支払いがコンビニでできるという点が想像以上に便利なのですが、意外と対応しているベンダーは少ないと思います。この点でも先生方の負担はほとんどありませんし、学習履歴も管理画面上ですぐに確認できますから、導入後もさほど苦労はしないように思います。まずは、あるコースから少しずつレッスンを選んで補助教材として使ってみるところから試されることをお勧めいたします。

広島大学

外国語教育研究センター 准教授 
阪上 辰也 様

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