【高専】グローバルエンジニアが求められる時代、英語教育はどうあるべきか?
日本企業、特に製造業の海外進出はこの20年ほどで急速に進みました。海外でモノやサービスを販売するだけでなく、今や多くの企業では海外で製造や研究開発を行うことが当たり前となりました。しかし、日本のエンジニアはこのグローバル化の流れに乗れているとは言えない現状があります。
今回は、これからの日本の技術を担う高専生に求められる英語力と英語学習方法をご紹介します。
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1. エンジニアを取り巻く環境とは?
21世紀のモノづくりが日本国内で完結することはほとんどなくなりました。しかも、IoT、ビッグデータ、AIなどの新しい技術が広まっていくこれからは、世界中のすべてのモノや情報が繋がります。つまり、モノや情報に携わるすべての人が、海外のパートナーとコミュニケーションを取る必要性が生じています。
海外とのコミュニケーションは必然的に英語で行われますので、英語が話せないことは即ち、仕事が遂行できないことを意味します。
また、海外の技術情報の多くは英語で発信されています。英語の論文が読めないことは、日本の更なるガラパゴス化を招きかねません。
2. 企業もグローバルエンジニアを求めている
このような状況を踏まえ、企業側も社員の英語力強化に躍起になっています。日本を代表するメーカーやハイテク企業の多くは TOEIC® L&R スコアを採用活動に利用していますし、昇進・昇格にも TOEIC® L&R スコアが求められています。
つまり今や、英語力なしでは働きたい会社で働けない、入社後も重要なポジションを任されないということになっているのです。
英語力を高めることは選択ではなく必須の時代なのです。
3. グローバルエンジニアとは?
では、グローバルに活躍するエンジニアにはどのようなスキルが求められているのでしょうか?以下に3つ取り上げます。
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国内外問わず仕事ができる
日本だけで完結する仕事がない以上、日本語だけで完結する仕事もありません。必要に応じて、英語でコミュニケーションが取れることは必須でしょう。
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海外の技術者と技術交流が円滑に行える
「英語でコミュニケーションが取れる」ということは、技術情報のやり取りも英語で出来る必要があります。国内の技術を海外に伝える、またはその逆など、専門的な知識の交流が不可欠です。
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国内外に人的ネットワークを広げ、コミュニケーションを円滑に行える
仕事を行う以上、様々な人とのコミュニケーションが発生します。エンジニアだから技術が分かればよいということではありません。人間関係を構築する上で英語コミュニケーションは非常に重要です。
4. グローバルエンジニアに必要な英語力とは?
それでは具体的に、どの程度の英語力が必要になるでしょうか?スキル別に必要な英語レベルを以下に示します。
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リーディング
日本で働きながら海外とのコミュニケーションを行うツールとして、メールでのやり取りはもはや当たり前です。辞書を引きながらでも、しっかり相手の意図を汲み取るリーディング力は最重要スキルと言って良いでしょう。
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ライティング
メールでのやり取りを通してライティングも日々行うことになります。辞書を引きながら、短い文章でも、ポイントが伝わる英文が書ける必要があります。
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リスニング
電話会議、海外出張、海外駐在などの場面では高いリスニングスキルが求められます。入社後すぐにこのような機会はないかも知れませんが、仕事を任される中核社員となるまでにぜひ伸ばしておきたい分野です。
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スピーキング
リスニング同様、入社すぐに求められることはないかも知れませんが、上達に時間がかかるスキルですので、なるべく早く取り組むことが重要です。
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語彙力
すべての基礎は語彙力と言っても過言ではないでしょう。十分な語彙力なしには、どんなコミュニケーションも成り立ちません。
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TOEIC® L&R スコア
高専生にとって、「どう仕事で活躍するか」の前に「どの企業に就職できるか」が非常に重要なポイントです。その意味で、 TOEIC® L&R スコアを上げることは高専生の人生をも左右しかねない要素となります。
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コミュニケーション力
多くの日本人は、成長過程で外国人と接触する機会が非常に限られています。一方でグローバルエンジニアとして活躍するには、自分の考えや意見を伝え、相手を理解するコミュニケーション力を英語で発揮する必要があります。
5. 高専での英語教育の課題とは?
このように伸ばすべきスキルは山積みですが、高専でそれらすべてを教育することには限界があります。
理由の一つには、高専は英語学校ではなく、英語教育の時間に限りがあるためです。その限られた時間は、基礎知識の教授、つまり学生にインプットの機会を与えるだけで終わってしまい、アウトプットまで手が回らないということが挙げられます。
さらに、すべての高専生が英語に高い関心を持っているとは言えません。専門分野を学んだり、クラブ活動やアルバイト、友達との時間だけで手一杯で、これに英語学習の時間を上乗せすることは現実的ではないようにも思えます。
では高専生がグローバルエンジニアへの道を進むには、どうすべきでしょうか?
6. eラーニング活用のメリットとは
まとまった学習時間の確保が難しい中では、細切れ時間の有効活用が重要になります。つまり、授業時間外の細切れ時間こそが大切なのです。
そこで考えられる施策としては、eラーニングの活用があります。eラーニングを利用するメリットには以下の点が挙げられます。
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細切れ時間にスマートフォンで学習できる
電車やバスの中は絶好の学習時間になり得ます。今や多くの学生が所有しているスマートフォンで、インプット時間を確保しましょう。他にも、就寝前の単語学習は記憶の定着という観点から非常に効果的です。
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授業でのアウトプット時間を確保できる
リスニング、リーディング、文法理解、問題演習、単語学習といったインプットをEラーニングに置き換えることにより、授業中にアウトプットの時間を確保することが出来ます。
例えば週に2コマの英語授業がある場合、1コマ目は文法や語彙などの基礎を教え、その後課題としてeラーニングで復習をしてもらいます。そして2コマ目は、学習内容をグループワークでの発話練習などに充てることが出来るでしょう。
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教員は学生の学習状況を管理できる
eラーニングを活用することで、学生の学習時間、受講レッスン数、小テストのスコア、学習語彙数などがデータとして閲覧できます。これにより、従来型の宿題より学習状況をより正確に把握できますし、学習に遅れのある学生を個別指導することもできます。
7. Reallyenglishの提供するソリューションとは?
Reallyenglishはeラーニングのプロバイダーとして、高専生の英語教育に以下のコースをご提案させていただきます。
【総合英語コース8】
- 基礎力固めに最適
- 420レッスンの中から、クラスのレベルに適したレッスンを選択することが可能
- 学習内容を授業での演習に使える、学生用・教員用ハンドアウト付属
【実践単語力強化コース2】
- 長期記憶に定着するまで、何度も出題されるため確実に身につく
- 意味、音声、スペルを様々な問題形式で学び、使える語彙力にする
- 頻出語彙集の他、化学、電気、機械、エネルギーなど高専生にぴったりの語彙集もあり
【 TOEIC® L&R 600突破】
- 最も効果的にスコアアップできるコースデザイン設計
- 一流講師による日本語での解説動画があり、重要ポイントを掴んだ上で学習できる
- 所要1時間の模擬試験が4回分あり、大まかなスコアがその場ですぐ確認できる
8. まとめ
技術職への道を進み始めた高専生の多くは、グローバルエンジニアとしてのキャリアを築いていくことになります。「ドメスティック・エンジニア」という選択肢はもはや無いに等しい時代になっていくでしょう。そしてグローバルエンジニアとして求められる英語力は、一朝一夕に身につけることはできません。日々の継続的な学習こそが、王道かつ唯一の道と言っても過言ではないでしょう。
英語学習に充てられる時間に限りのある高専生に、新たな英語学習ツールとしてEラーニングをご検討頂き、弊社がそのお役に立てれば幸いです。