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ビジネスレベルの英語力はどの程度が理想? 目安となる基準も解説

グローバルな環境に従事する自社の社員に対し、ビジネスレベルの英語力を求めている企業は少なくないと思いますが、それがどの程度の英語力なのか把握できていない、あるいは、具体的な指標が設けられていない、といった声を耳にします。


そこで本記事では、ビジネスレベルの英語力で求められるスキルや、業務を一人で進められると示せる英語力の基準を解説します。



ビジネス英語とは

ビジネス英語とは、その名の通り、挨拶や電話、メール、書類作成、会議などのビジネスシーンで使用する英語のことを指します。日常的な英会話とは違い、ビジネスの場に相応しいフォーマルな英語表現や、専門的な単語に対する理解が求められるのが特徴です。


ビジネス英語では、顧客にプレゼンテーションを行ったり、クライアントに対して価格交渉を行ったりなど、日常英語に加えて、ビジネス用語、専門用語、またビジネスに適した表現を交えるなど、難易度の高い英語を使用します。一般的な英語力に加えて専門的な英語を扱うことから、習得にも時間がかかります。



ビジネスレベルの英語力で求められる要素 

一般的に、ビジネスレベルの英語力とは、ビジネスの場において、英語の4技能(Listening、Reading、Writing、Speaking)を活用し、必要な業務を一人で問題なく遂行できるレベルを指します。ビジネス英語を活用して行う業務には、以下のようなものが挙げられます。


▼ビジネス英語を使って行う業務(一例)

  • 電話対応
  • 各種ビジネスメール
  • レポートの作成、提出
  • 契約書や企画書の作成
  • 会議
  • プレゼンテーション

また、上記のようなタスクとは別に、

  • 許可を求める
  • 依頼をする
  • 指示をする
  • フィードバックする

  • 確認する
  • 報告する

といった、ビジネスに欠かせない言語機能ごとの英語表現の習得も必要になります。

上記のようにビジネス英語では、業務ごとに応じた英語表現、言語機能ごとの英語表現の両面から、学習、習得する必要があります。


ビジネスレベルの英語力が身についていると示せる基準  

ここからは、ビジネスレベルの英語力が身についていると証明できる基準を、TOEIC® L&RテストとCEFR、それぞれの指標で解説します。


TOEIC® L&Rテスト

社員が一人で円滑に仕事を進められる英語力の目安を、TOEIC® L&Rテスト のスコアに換算した場合、一般的には700~800点が基準となります。TOEIC® テスト を運営している一般社団法人国際ビジネスコミュニケーション協会によると、730点以上のスコアがある方は、どのような状況でも適切なコミュニケーションがとれる素地を備えているとされています。


また、外資系企業を中心に一部の企業では、海外赴任をはじめとするグローバル要員に、800点以上の基準を設けていることも少なくありません。


ただし、TOEIC® L&Rテスト はあくまでもリスニングとリーディングの試験となり、一般的にスピーキングが苦手と言われる日本人では、十分に英語力を測れない傾向があります。TOEIC® L&Rテスト に加えて、別途スピーキングテストを導入し、スピーキング力も把握することをお勧めします。そのため、近年では、次項で説明しているCEFRという指標を導入している企業が増えてきています。

出典:一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会『PROFICIENCY SCALEについて


CEFR

CEFR(Common European Framework of Reference for Languages:ヨーロッパ言語共通参照枠)は、英語レベルの習熟度に合わせて「基礎(A1、A2)」「自立(B1、B2)」「熟練(C1、C2)」の6つに分類されます。


CEFRでは、B1以上がビジネスレベルの英語力に該当すると定められています。そのため、自社社員が業務を遂行できる英語力をCEFRで示す場合、最低でもB1レベルに到達してもらわなければなりません。


なお、外資系企業では、B2以上の英語力を社員に求めているケースも少なくありません。
CEFRについては、以下の記事でも詳しく解説しておりますので、ぜひご確認ください。

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まとめ

この記事では、ビジネスレベルの英語力について以下を解説しました。


  • ビジネス英語とは
  • ビジネスレベルの英語力で求められる要素
  • ビジネスレベルの英語力が身についていると示せる基準


ビジネス英語は日常的な英会話と異なり、業務の場に合ったフォーマルな表現や専門用語をカバーできるだけの語彙力が必要です。また、クライアントとの交渉や顧客対応など、日常会話に比べるとはるかに高度な英語力が要求されます。


TOEIC® L&Rテストでビジネス英語の指標を測る場合、700~800点以上が目安となりますが、より正確に英語力を把握するためには、CEFRを指標にし、B1~C1に到達すれば、ビジネス英語として十分なレベルと言え、企業がグローバル人材育成として英語学習を支援する場合、B1、B2レベルを目標にすることになります。


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