会津大学 様
導入事例

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世界で活躍するIT人材育成のためTOEIC® L&Rを進級要件に。
eラーニングを含む複合施策でほぼ全員基準クリア。

会津大学

校名:会津大学 様
区分:公立大学
カテゴリー・利用目的:授業外利用
導入コース:

対象者:授業外利用

※「TOEIC® L&R キックオフ」は2020年4月に「TOEIC® L&R 600突破」に名称を変更いたしました。
※「TOEIC® L&R 対応 総合英語コース 7」は現在は「TOEIC® L&R 対応 総合英語コース 8」として提供しています。

会津大学

会津大学 様

日本で最初のコンピュータ理工学専門の大学として1993年に会津若松市で開学。「地域から世界へ」という理念のもと、設立時より研究業績の優れた多数の外国人教員を揃え、世界的視野で国際社会をリードする研究開発・教育を行う公立大学です。2014年に、世界で通用する研究や国際化を進める大学を重点的に支援する文部科学省の「スーパーグローバル大学・グローバル化牽引型」の1校にも選ばれています。

導入前の課題

コンピュータ理工学の分野で、世界に通用する人材を育てるために

本学開学当初から、コンピュータ理工学の分野で常に世界を見据えた人材の育成を教育理念に掲げてきました。理系の単科大学でありながら、卒業論文は英語での執筆と発表が条件で、これは学部レベルでは全国的にもほぼ例のない取り組みだと思います。多くの大学や教育機関がグローバル化を意識し始めるよりずっと以前に、海外から優秀な研究者を呼び、教育の基礎を整えてきました。現在、外国籍の教員は全体の4割ですが、開学当初はその6割が外国籍だったと聞いています。
しかし、入学してくる学生の英語レベルに関しては、他の理系学部より多少は高いものの、ほぼ一般的な高校生のレベルです。いわゆる英語アレルギーのような学生はいませんが、4年間で論文を英語で読み書きでき、自分の専門分野について英語で意見を交換できるレベルにまで達するためには、常に英語教育に関する仕組みづくりが必要とされてきました。
また、分野の特性上、あまり英語ができなくても就職には困らないということもあり、学生が真剣に英語に取り組む必要性を感じにくい側面もありました。

導入の経緯&決め手

TOEIC® L&R に特化したコースがあり、さらにコースが多言語対応していた点(外国籍の教員が全体の4割)

2018年より、3年生への進級要件のひとつにTOEIC® L&R を採用したことがeラーニング導入のきっかけです。具体的な要件内容はTOEIC® L&R 400点以上をクリアすること。英語が得意ではない学生でも、入学して2年間学べばクリアできる可能性が高いと思われる点数に設定しています。
ただし、進級要件にTOEIC® L&R を採用したからといって、授業内で新たにTOEIC® L&R 対策を行うという選択は考えていませんでした。あくまでもそこは自学の範囲で、かつ単位取得にもきちんと反映されるような仕組みにするためにeラーニングの導入を決めました。

Reallyenglishを選んだ決め手は、TOEIC® L&R に特化したコースがあったということ。それから多言語対応していた点です。本学の英語教員11名のうち9名が外国人ということもあり、日本語が不得意な教員でも、学生がeラーニングでどのような内容を学んでいるのか、どのような課題をこなしているのかを理解できることが重要でしたので、他言語対応は必須でした。

ご活用方法

授業と自学の学び分けで、単位取得とTOEIC® L&R 対策を両立

現在は1年生で「TOEIC® L&R キックオフ」、2年生で「総合英語コース 7」を導入しています。1年生は全4学期中の1~3学期に17レッスン、4学期に18レッスンの全69レッスンすべてで合格すること、2年生は1学期で30レッスン合格することを基準に定め、合格数に達しない場合は単位を取得できないというルールにしています。単位取得に関わるため、基本は2年生までに全員がこのeラーニングのレッスンを修了します。レッスンのレベル自体はそこまで難しいものではないのですが、修了基準は65%と高めに設定しています。
本学の英語カリキュラムはタスクの達成を重視する「TBLT (Task-Based Language Teaching)」に基づいて組まれています。授業中は英語を“習う”のではなく“使う”時間という考えですので、問題を解いたりするいわゆる従来の勉強というものは自学で取り組むものになっており、その手段としてeラーニングがしっかりと機能していると感じています。

導入後の成果

eラーニングを含む複合的な施策でTOEIC® L&R 基準スコアをほぼ全員が突破

2019年度の2年生はTOEIC® L&R 400点以上をほぼ全員が突破することができました。大人数の達成は難しいだろうと予想していたので、嬉しい結果です。
TOEIC® L&R を進級要件にする前から、1年生は5月に全員TOEIC® L&R を受験することになっていたのですが、当時1年生の平均スコアは320~350点でした。
しかし、進級要件に設定した2018年以降は、そもそもそのことを念頭に置いて学生が入学してくるのもあり、約6割の学生が1年生の5月の段階で400点を超えてきています。超えられなかった残りの4割の学生も、1年生のうちにほとんどクリアしています。
2018年はTOEIC® L&R の進級要件、TBLT、多読、eラーニングの導入と、複合的な取り組みを開始した年であり、また2014年に本校がスーパーグローバル大学に選ばれてからは出願倍率も上がっていることも影響してか、全体的に学生のレベルが上昇しています。そういったことが総合して功を奏しているのではないかと考えています。

今後の展望

これからも開学の理念を忘れずに、学生の英語教育に力を注ぐ

学生を見ていると、隙間時間にスマホでeラーニングに取り組むなど、画面を通しての学習方法に親和性が高いという印象を持ちます。実施しているアンケートでは「最も楽しかった活動」「最もつまらなかった活動」の両方にeラーニングの名前が挙がりますが、しっかりと学習環境を提供できているからこその意見だと思いますので、今後も活用しながら国際的に活躍できるIT人材の育成に取り組みたいと思います。

会津大学

語学研究センター 教授 英語学博士
金子 恵美子 様

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