長野県教育委員会×信州大学教育学部 様
導入事例
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校名:長野県教育委員会×信州大学教育学部 様
区分:教育委員会×国立大学
カテゴリー・利用目的:教員研修
導入コース:TOEIC® L&R 対応 総合英語コース7 ※
対象者:教員
※「TOEIC® L&R 対応 総合英語コース 7」は現在は「TOEIC® L&R 対応 総合英語コース 8」として提供しています。
2020年より小学校5・6年から英語が教科化。これに向けて英語力・指導力のある教員を養成するため、専門性向上のためのプログラムの開発及び講習実施を、文部科学省が大学または教育委員会に委託※1し、教育職員免許法※2に定める「免許法認定講習」として認定しています。これにより現職小学校教員の中学校英語免許状が取得可能に。
Reallyenglish は免許法認定講習の中で「英語コミュニケーション科目」の一つとして採用されています。
※1 委託先: 国公私立大学法人、学校法人、都道府県・政令指定都市教育委員会
※2 教育職員免許法別表第3 備考第6 号教育職員免許法施行規則第34 ~ 49 条
導入前の課題
現在長野県では、英語指導力を向上させるための「英語教育推進リーダー」の養成に取り組んでいますが、県下360校の英語授業を全てカバーするにはまだまだ人数が不足しています。
したがって2020年の英語教科化後は、基本的に学級担任の先生に(英語の)授業をしていただくことになります。ALT(外国語指導助手:Assistant Language Teacher)と一緒に授業をすることもあるので、基礎的な英語力が必要ですし、もっと言うと、英語力だけではなく外国人スタッフと円滑なコミュニケーションが取れるように異文化理解力なども身に付ける必要があります。
ところが、採用試験の際に英語力が求められていない時代に先生になられた方々とそうでない時代の方々が混在していますので、先生方の英語は様々なレベルがあります。
そういった先生方の英語力をこれからどのように向上させるか、そこが問題でした。
導入の経緯&決め手
中学校英語2種取得のための免許法認定講習を受講されているのは、小学校の先生方です。
したがって英語の専門外の先生方が受講されています。前述のとおり、英語に対する関心の有無、もともと英語が得意な先生から今後学習が必要な先生方まで、多数いらっしゃる状況でしたので、そういった中では「 総合英語コース 7」 のように1人ひとりに合わせて学習内容が最適化される講習を提供できるのは大きなメリットでした。
また、アプリでスキマ時間に学習できる点も大きなメリットです。先生方はとても多忙な中で土日に免許法認定講習を受講(月数回)しますし、講習は信州大学等で受講する必要があるので、遠い方だと片道3時間かけてきていただく必要があります。(長野県は全国の都道府県で4番目に大きい)
eラーニングなら自宅や通勤中などの好きなタイミングで学習できるので、忙しい先生たちにはピッタリでした。
ご活用方法
英語コミュニケーション科目は4つの授業から構成されています。そういった科目以外の授業でも英語力を身に付けていただくために「Small Talk※」と呼ばれる活動を入れています。小学校ではSmall Talk が取り入れられていて、先生と児童が英語でコミュニケーションを取っています。(※好きなスポーツや食べ物、天気などの話から関連する話題に話を広げる、英語での雑談)
これから英語を教え始める先生たちは、文法や単語力を身に付け、かつそれを使えるようになる必要がありますので、「総合英語コース 7」で学んだ単語や表現を使って練習するなどのアウトプットの場として利用しています。それ以外は基本的に、自宅や通勤時など好きな時間で学習していただいています。
教育委員会からの受講フォローとしては、業務連絡に合わせて受講を促進するメールを送信しており、進捗が遅れている先生とは個別に面談し、具体的な学習スケジュールを決めながらフォローアップしています。(進捗状況の遅れを自己申告してくださる先生も多い)
導入後の成果
今後の展望
eラーニングという言葉は知っていましたが、今回初めて利用して非常に便利に使えることがわかりました。
遠方から研修に参加される方も多いので、先生たちの負担を軽減しながら英語力を身に付けられる良いツールだと感じました。
今回の英語学習が先生自身にとっても学ぶ楽しみを再認識してもらえる一助になればありがたいですし、最終的に教員の方々が学習した内容や経験を子供たちに受け伝えてくれれば嬉しいですね。
(左から)
信州大学 学術研究院教育学系言語教育グループ
酒井 英樹 教授
長野県教育委員会事務局 教学指導課義務教育指導係
小岩井 高徳 指導主事
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