大阪大谷大学 様
導入事例
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校名:大阪大谷大学 様
区分:私立大学
カテゴリー・利用目的:授業外利用
導入コース:
対象者:授業外利用
実施期間:2017年4月~
人数:2,435人、Virtual Live Training約80人
1909年に学園の母体である「大谷裁縫女学校」が設立され、1966年には大学の前身である大谷女子大学が開学しました。以来、大阪大谷大学は、建学の精神のもと、時代の要請に応えるべく、学部・学科の新設、共学化などの変革を行いながらも、優れた実践力を持つ卒業生を世に送り出してきました。
2017年には、国際感覚を身につけたグローバル人材育成の必要性から、「英語教育センター(ACE/Activity Center for English)」が設置されました。リアリーイングリッシュは、英語教育センターが学生に提供する英語力向上のための教材として開設時から導入されています。
導入前の課題
本学では文学部、教育学部、人間社会学部、薬学部があり、学生の学ぶ分野は学科も含めると多岐にわたります。そうなると、例えば薬学部の学生はコミュニケーション力よりも英文を読む力が必要ですし、教育学部ならば英語でのオーラル・コミュニケーション力が求められます。かたや心理学のコースを持つ人間社会学部では大学院入試のための英語…と、学部によって求める英語力の到達点も当然異なってきます。英語教育センターではそうした学部ごとの細かなニーズの違いを考慮しながら英語カリキュラムをアレンジしています。また、学生自身の「英語が必要」という意識も強く、ここ数年では、入試科目で英語の試験が課されない学科からの英語履修者も増えてきました。一方でレベルは学生によってさまざまです。センター設立の準備段階であった2016年当時は、そうしたニーズやレベルの違いがある中でも、「課外で基礎をしっかり確認できる機会を設ける」という各学部に共通した目的のもと、全学生が受講できるようなeラーニングを検討していました。
導入の経緯&決め手
リアリーイングリッシュのコースは、内容がよく作り込まれていてとても魅力的ですが、導入に至った一番の理由は、スマートフォンでの使い勝手の良さでした。当時の本学ではBYOD(Bring Your Own Device)の体制が取られる前ということもあり、学生のほとんどがPCよりもスマートフォンを使っていました。各社のデモを見るなどして比較をしましたが、やはりリアリーイングリッシュの使い勝手が良かった。スマホ画面でも見やすく、操作性が良いというのは大きな決め手でした。
また、解説動画が用意され、英語に苦手意識を持つ学生にも学びやすい点も魅力でした。まだTOEIC®受験に慣れていない新入生が学ぶ教材として、丁寧な解説付きのコンテンツがあるのは助かっています。
初めは授業外学習の機会を設けることを目的として導入しましたが、2017年の導入以来、この6年間では、冒頭のようなニーズの変化に対応できるように、コースの拡充をしてきました。
ご活用方法
2017年導入の「TOEIC® L&R 600突破」から始まり、総合的な英語力を強化する「総合英語コース 8」、英語4技能を学習できる初級者向けの「総合英語コース 入門」や語彙力をつける「実践単語力強化コース 2」。そして、2021年度からは、オンラインでネイティブ講師と会話する「バーチャル・ライブ・トレーニング(VLT)」も試験的に導入しています。
英語力習得の基本は、やはりexposureだと考えています。授業外でどれだけ英語にふれるかにかかってくると思います。そのため共通教育外国語科目の一つである英語の授業評価としてeラーニングを15レッスン合格すると10点加算する、といった形で成績に加味しながら運用しています。多くの英語担当の先生方に指導していただいていますが、センターとしても、学期の途中で担当学生の受講状況のデータを提供するなどし、学習状況把握にも役立ててもらっています。
また、英語教育センターの運営スタッフからきっかけ作りもしています。英語教員を目指している学生は、教員採用試験時には英語で模擬授業をする必要があり、そうした学生にVLTを勧めるなど個別に声をかけると、皆積極的に受講してくれました。
導入後の成果
2021年度に実験的に導入したVLTは学生からの反応も良く、「楽しかった」「もう1回やりたい」といううれしい声が寄せられています。英語教育センターの職員も実際のレッスンに入ったことがありますが、さほど英語力が高くない学生でも楽しくレッスンを受けることができており、VLT講師やカリキュラムの質の高さを感じました。レッスン後になされる講師から学生一人ひとりへのフィードバックが、的確、かつ、丁寧な内容で、大変ありがたいです。
学内での成績評価を気にする学生にとっては、外部講師によるレッスンであることも、気負いなく受講できるVLTのメリットだと感じています。次年度も積極的に活用したいと思っています。
今後の展望
次年度は、試験的に導入し好評だったVLTを本格的に運用し、本学学生がネイティブスピーカーと触れる機会を増やしていきたいと考えています。今後は、VLTのレッスンをレベル別に分けたり、レッスン時間を50分に限らないなど、運用面でより柔軟に対応していただけるとありがたいです。
また、eラーニングでは、どうしてもタップの連続で進めてしまいます。選択式以外の問題形式を導入するなど、より深く学びを浸透させる方法があると良いと思います。
※インタビュー実施日:2022年3月17日
※掲載している内容はインタビュー当時のものであり、所属、職名、コース名等、現在の状況とは異なっている場合があります。
インタビュー:
英語教育センター センター長
小山 敏子 先生
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