三重大学 様
導入事例
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校名:三重大学 様
区分:国立大学
カテゴリー・利用目的:授業内利用、授業外利用
導入コース:TOEIC® L&R 対応 総合英語コース 7※
対象者:授業内利用、授業外利用
※「TOEIC® L&R 対応 総合英語コース 7」は現在は「TOEIC® L&R 対応 総合英語コース 8」として提供しています。
三重大学は、伊勢湾に面したキャンパスに、人文学部、教育学部、医学部、工学部、生物資源学部の5学部を有する国立総合大学です。このシーサイド・キャンパスで、6千名以上の学部生が学んでいます。
2014年には、責任をもって教養教育を運営することができるように、専任教員を有する教養教育機構を立ち上げました。教養教育のカリキュラムに外国語教育(英語)を全学必修として位置づけ、その中でeラーニングを使った英語の授業も行っています。
導入前の課題
本学ではおよそ4年間の準備期間を経て、2015年度から新カリキュラムによる全学対象の教養教育を行っています。「グローバル化に対応できる人材の育成」と「自律的・能動的学修力の育成」という2つの教養教育の理念を柱に、英語教育も再構成しました。
受験勉強からの開放感に浸り過ぎることなく、大学でも学習する習慣を付けさせる狙いで、それまで1年次前期3コマ、後期3コマだった必修の英語カリキュラムを、前期4コマ、後期2コマと前期集中型に変更しました。
また、入学時のTOEIC IPテストで基準を上回った学生のうち、希望者を対象としたカリキュラムである「英語特別プログラム」を新たに立ち上げました。このプログラムでは、語学としての英語の授業の他に、アクティブ・ラーニング科目や講義科目を英語で受講します。そして1年春休みには、総仕上げとして、英・シェフィールド大学での3週間の研修に参加します。その中で、学生たちが授業を受けるだけでなく、自ら率先して学習に取り組む環境を整えてやりたいという思いがありました。
導入の経緯&決め手
何より大切なポイントだったのは、学生たちが自習をしやすい環境を整えることでした。
本学では、様々な授業の中で、授業の予習・復習や課題提出等、Moodleが様々な形で活用されています。そのため、このMoodle 上で動かせる、すなわち SCORM に対応した e ラーニングを求めていました。Reallyenglish 導入以前も他社のシステムを使っていましたが、この条件を満たせなかったため変更を決断しました。数社と話をしましたが、Reallyenglish はほぼすべてのコンテンツを SCORM 化できると即答してくれました。
内容的には実際に使ってみないと分からない部分も多かったのですが、当時、Reallyenglish ほど豊富なコンテンツを用意していて、かつ SCORM に対応してる会社はありませんでしたので、ほとんど迷うことなく導入を決定しました。また、総合大学であるため、多様な学生を抱えています。学生の英語力にはかなり差がありますし、そもそも英語学習に対する意欲も千差万別です。そのため、内容が多岐にわたり細かなレベル分けがされているという点も、Reallyenglish の魅力でした。
ご活用方法
1年生の必修授業である「英語ⅠTOEIC」という授業で、2017年度についてはPractical English 6 の自習を義務付けています。週に2回ある授業で、毎回、小テストを行っています。小テストを行うことでより確実に自主的な学習を促す狙いがあります。以前使っていた他社の教材だと、最後のページだけを見れば必要な情報を得られてしまう作りでしたが、Reallyenglish の場合はすべてのステップを経ないと小テストにいけないので、われわれが想定している使い方にマッチしています。
授業は学生のレベルによって2段階に分け、小テストの難易度も変えています。しっかり自習を行えば合格できるように作っていて、この小テストの成績も単位取得の条件に含めています。
また、2015年度からの新カリキュラムで新たに立ち上げた「英語特別プログラム」参加者にも、特に長期休暇中の使用を推奨しているほか、教職員も含め、すべての在籍者が自由に活用できるようにしてあります。
導入後の成果
正直なところ、Reallyenglish 単独での成果というのは確認していません。ただ、新カリキュラム以降、「英語ⅠTOEIC」の再履修者は大幅に減少しています。Reallyenglish を使用した自習が前提となる小テストが合格基準のひとつになっていますから、しっかり取り組んでいると考えられるでしょう。さらに、TOEIC IPテストの結果も向上し、それまでは1年間かかっていたスコア上昇率を、1年次の前期のみで達成できるようになりました。いくつもの要因があることだと思いますので、Reallyenglish だけの成果とは言いにくいですが、複数要因の内のひとつとして力になってくれている可能性は十分にあると感じています。
今後も必要に応じてカリキュラムを改訂することにより、さらなるレベルアップを目指そうと考えています。
また、「英語特別プログラム」への参加者も、当初の想定よりも多い状況が続いています。彼らがどの程度、Reallyenglish を活用しているかといったデータは取っていませんが、きっと自主的に取り組んでいる学生がいるものと思います。
今後の展望
内容面での不満というのはありません。技術的には、SCORM 規格で Moodle 上で動かしている性質上、新しいブラウザなどが登場したときの調整などが必要なくらいです。教材に触れているほかの先生方からも、内容面について指摘などを受けたことはありません。
今後は、現在の授業で使っている1年生だけでなく、上級生にも使ってもらえるような仕掛けができればと考えています。
教養教育機構 副機構長 綾野 誠紀 様
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