広島文化学園大学 様
導入事例

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小学校教員などを目指す学生たちの英語学習時間が2倍以上に

広島文化学園大学

校名:広島文化学園大学 様
区分:私立大学
カテゴリー・利用目的:授業外利用
導入コース:TOEIC® L&R 対応 総合英語コース 7
対象者:授業外利用

※「TOEIC® L&R 対応 総合英語コース 7」は現在は「TOEIC® L&R 対応 総合英語コース 8」として提供しています。

広島文化学園大学

広島文化学園大学 様

1951年に広島高等洋裁女学院として設立された広島文化学園大学。ドイツの哲学者であるゴットフリート・ライプニッツが提唱するTheoria Cum Praxiに基づく「究理実践」を建学の精神としています。
「究理実践」とは、本来は矛盾する理論の追求と実践とを一つに結び合わせることを言います。
広島文化学園大学では、教育と研究そして人材育成を通して、人と人が互いに認め合い、共感し合い、時には反発し合う「対話」の関係を構築できるよう、日々教育に情熱を注いでいます。

導入前の課題

帯に短し襷に長し 全員の英語レベルに合わせた授業は全員に合わなかった

来年(平成31年度)大学に入学する学生から、文部科学省が施行する新教職課程に準ずるようになり、小学校教員養成課程でも英語が必修になるため、全大学共通でカリキュラムが変わります。
具体的には小学校英語の「科目」と「指導法」の授業が必修となります。
現在、私は「子ども学科」と「音楽学科」にて教養科目の英語を教えているのですが、特に小学校教員を目指す学生にとって英語の授業はとても重要な位置づけになります。
ところが本学で英語を教え始めた3年前、学生は英語レベルに関係なく分けられた2つのクラスで受講していました。教員は私1人なので1クラスにいる多様な40名全員を見ることは困難。
授業の難易度をクラス全体の平均レベルに調整して実施してみましたが、結局全員のレベルに合わない授業になってしまいました。
昨年は習熟度に合わせて2クラスに分けたことで授業の進捗スピードが改善されましたが、これでもまだ学生の英語レベルに差があったため、シラバス通りに進めるためには、結果的に一方向的な講義形式の授業にならざるをえませんでした。

導入の経緯&決め手

1つのトピックを多面的に学習できるから「勉強のやり方」も学べる

Reallyenglishのeラーニングを導入しようとしたのは、英語力がある程度高い、いわゆる「できる学生」たちを放置していることが一番の課題だと認識しはじめた頃に、学会でご紹介いただいたのがキッカケでした。以前勤務していた大学でeラーニングを利用していたのですが、Reallyenglishのeラーニングはそれよりもオシャレで使いやすく、見やすいという印象だったので前向きに導入を検討しました。
子ども学科も音楽学科も、全員が将来英語を使う職に就くわけではありませんが、どちらも一定の英語力が求められます。一方、学習方法に悩む学生も少なくありません。
本学のいわゆる「できる学生」たちは、高校時代に語彙学習や文法の勉強を一生懸命に取り組んできたものの、基礎の部分でつまずいてしまったり、学んだことを多様な文脈の中では使いこなせなかったりする傾向があります。そういった意味で、Reallyenglishの学習のアプローチ方法はとても良いと感じました。1つのトピックや単元を多面的に学習できるので、ただ漠然と基本語彙や例文を暗記するだけでなく、定着を目指した練習と応用をスパイラルに繰り返されるところが魅力でした。

ご活用方法

修了基準クリアで成績の一部に反映

以前からコミュニケーションに重きをおいた英語の授業をしたかったのですが、クラスの英語レベルがバラバラだったので、どうしても基礎力向上中心の授業にならざるをえず、とても苦労しました。ところがReallyenglishを導入してからは、基礎力向上の部分を各学生のレベルに合わせて授業外で学習できるようになったので、授業ではよりコミュニケーションに重きをおくことができるようになりました。
現在の授業はコミュニケーションを中心に、前期をダイアローグ、後期をモノローグとしていて、ペアで会話したり、まとまりのある文章を書いたり発表したりする活動を取り入れています。教員採用試験、公務員試験を受ける学生も多いので授業とeラーニングを利用して総合的な英語力を伸ばしてほしいと望んでいます。
また、授業ではできる学生たちのフォローができるようになったので、かなり改善されました。
現在は、週1~2レッスンのペースで学習してもらっており、修了基準をクリアすれば成績の一部に反映する仕組みにしているので、多くの学生がシラバス上での必要学習量をやり遂げています。

導入後の成果

授業外での学習時間が2倍以上に

学生に聞き取り調査を行った結果、授業外での学習時間が導入以前に比べて大きく増加していることがわかりました。Reallyenglish導入前は、宿題を出したとしても、授業外における学習時間が週30分未満という学生がほとんどでしたが、導入後はほとんどの学生が週に1時間以上学習するようになりました。
現在、学内の常勤英語教員は私のみで、全ての課題を一気に改善するのは難しいですが、学科の特性上、小学校教員を目指してTOEIC® L&Rや英検を受験する学生もいます。彼らのためにも授業外でしっかり学習できる環境を整えられたのはとても良かったと思っています。eラーニングの修了を成績の一部に反映させることで、「今までなら存在しなかった学習時間が生まれた」ことは喜ばしいことでした。
最後に、私の授業では翻訳サイトやアプリの使用を許可しているのですが、そのようなソフトは当然、「正しい日本語」を入力しなければ「正しい英語」が出力されません。これからの時代は様々なITツールを使いこなす必要がありますので、英語の授業を通して、思考を正確に言語化し、ツールを使いこなせるようになってもらえれば嬉しいです。

今後の展望

多くの問題が解決され、運用面・管理面の負担が軽減した

導入初年度は学生の反応を見ながら進めていったのですが、二年目の現在ではうまく運用できていると思います。営業担当の方も定期的に進捗をフォローしてくださるのでとてもありがたいです。
学生に与える課題の分量を増やそうとすると、問題作成に多くの時間が取られたり、または学生に教材の追加購入を負担してもらわければならないので現実的に厳しかったのですが、Reallyenglishを導入してからはその問題が解消されたので良かったです。
今後は全学導入に向けて検討していければと思います。

広島文化学園大学

学芸学部 子ども学科
山内 優佳 講師

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