函館工業高等専門学校 様
導入事例
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校名:函館工業高等専門学校 様
区分:高等専門学校
カテゴリー・利用目的:授業内利用
導入コース: TOEIC® L&R 600突破
対象者:高専4年生
実施期間:2020年~
人数:200人
1962年4月に高等専門学校の第一期校として設立された函館工業高等専門学校は、「汝が夢を持て 大志を抱け 力強かれ」を校訓に掲げ、社会や産業界の期待に応える実践技術者として多くの人材を育成・輩出してきました。
当校では専門技術の習得はもちろん、英語科では特に「社会の歴史や文化、技術者倫理を理解して行動できる技術者」そして「多面的なコミュニケーション能力を持った技術者」を輩出することを教育目標に掲げ、総合的な教養教育を行っています。
導入前の課題
専門学科の知識はもちろんですが、国際化時代に対応できる社会人を送り出す意味でも、英語学習の習慣を定着させるという課題がありました。
また、当校は学年が上がるにつれ専門科目の比重が多くなり、一般科目が少なくなります。そのため在学5年間の英語の授業時間は、一般高校3年間と比較して3分の2程度に留まります。少ない授業数を補うためにICTの活用が不可欠でしたし、また英語に興味のない学生にも、機器を使用することで興味をもたせるという点においても、授業で活用できるeラーニングの導入を検討していました。
導入の経緯&決め手
当校には、TOEIC® L&R900点取る学生もいれば、200点台の学生もいます。幅広いレベルの学習者が取り組める教材かどうかが第一のポイントでした。また、TOEIC模試などの試験問題が、授業時間内で実施できるかどうかも重視しました。
その点、リアリーイングリッシュの「TOEIC® L&R 600突破」は、学生の必修科目として6ヶ月という期間内に完了させるのに丁度良い内容とボリュームでした。更に、90分の授業時間内に実施できるTOEIC模試(60分)が4種類も揃っており、定期試験と再試験に最適です。また学生の負担になりすぎない価格設定であることも大切でした。
ご活用方法
事前にリアリーイングリッシュの営業担当の方と一週間分の学習のペース配分について相談をして、授業のカリキュラムに合うようカスタマイズして利用しました。現在はクオーター1(4月~6月)とクオーター2(7月~9月)の主教材として使うことにし、90分授業の前半45分では単語や文法の学習を、後半45分をeラーニング学習に充てるという形で進めています。
当校では、TOEIC模試を定期試験として使用し、前期・後期で合格点を設定しているのですが、前期で不合格になった学生には、後期に補講プログラムを組んで、学習支援を行っています。根気強く補講を重ね、弱点補強のアドバイスを与える中で、少しずつ点数を伸ばすことができています。
リアリーイングリッシュの管理画面を使って学生の平均点と学習時間の比較をしてみると、やはり多く学習している学生ほど点数が高い傾向にあることが分かりました。ただ「やりなさい」と言うだけでは学生はなかなか動かないので、管理者機能を通じてデータを分析し、指導に活かせるという点も非常に役立っています。
学習時間 |
リスニング平均 | リーディング平均 | 総合平均 |
8時間以上 | 257 | 206 | 462.5 |
7時間以上8時間未満 | 250 | 188 | 437.9 |
4時間以上7時間未満 | 246 | 170 | 415.8 |
4時間未満 | 224 | 130 | 353.6 |
(参考)学習時間と平均点の比較表
導入後の成果
もともとは学生の3分の2くらいが英語に対して不得意という意識を持っていたのですが、リアリーイングリッシュを導入し、少しずつ学生のTOEICの平均スコアが上がってきています。なにより「TOEICスコアを上げるために何を勉強すればよいのか」といった不安や疑問がほとんどなくなり、むしろTOEICへのモチベーションが上がったように感じています。
授業においても、学生の学習状況を教員が確認できる機能があるので、遅れ気味の学生には個別に声をかけるなど学習ペースを滞らせない指導ができています。その結果、期末試験時の不合格になる学生数がグッと減りました。
教員の業務面でも負担の軽減に繋がりました。当校は学生一人ひとりの答案などをデータとして残しておく必要があり、今まではその作業に膨大な工数を要していました。今はリアリーイングリッシュの管理画面から必要な情報を一括でダウンロードできますので、管理面でも大きく工数削減となり、とても楽になりました。
4年生の必須教材として導入して2年経ちますが、教員・学生ともに評判も良いです。
今後の展望
同じ学習時間でも、コツコツ学習するのと駆け込み受講をするのとでは、身につく学力にも違いが出てくるのではと思います。管理画面でそうした傾向なども一目でわかると有り難いです。一方でリアリーイングリッシュの管理機能でもまだまだ使える機能があるはずですので、次年度以降も活用し、学生の学力向上のために活かしていきたいと思います。
また、当校では現在1、2年生の学年末試験でTOEIC Bridge試験を実施するようにカリキュラムを作成しているところです。
TOEIC Bridgeは比較的新しいテストのため一般的にも対策教材が多くはありません。リアリーイングリッシュにも、こうした低学年のレベルに対応したコースがより増えると、1、2年生への導入も可能になるかと考えています。
インタビュー :英語演習IA/IBご担当の先生方
奥崎真理子先生、臼田悦之先生、山下純一先生、タケデイビット(Taquet David)先生、高橋眞規子先生
※インタビュー実施日:2022年3月23日
※掲載している内容はインタビュー当時のものであり、所属、職名、コース名等、現在の状況とは異なっている場合があります。
(写真左より)山下 純一 先生、タケデイビット(Taquet David)先生
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