藤森工業株式会社 様
導入事例
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社名:藤森工業株式会社 様
業種:化学
カテゴリー・利用目的:全社員
導入コース:
※「TOEIC® L&R 対応 総合英語コース 7」は現在は「TOEIC® L&R 対応 総合英語コース 8」として提供しています。
1914年創業。100年以上の歴史を誇る包装資材製造メーカー。その歴史は絹糸製品を海外に輸出するための防水・防湿機能を付与した包装材料の開発から始まり、現在は日用品や食品の包装材料のほか、パソコン・スマホやタブレットに使われる材料やバイオ医薬製造に使われる材料、医療検査機器など、幅広い業界へ製品を提供しています。
海外に7拠点を展開し、今後はさらなるグローバル展開も視野に入れ活動領域を広げています。
導入前の課題
弊社の多くの事業部門では世界各国との取引があり、業務内で海外とのコミュニケーションが必要なことも多いのですが、これまでその多くを外部の商社さんなどに頼っていたため、社内での英語リテラシーが育ちにくい環境でした。しかし、2014年に創業100周年を迎えたタイミングで、今後はさらに海外に出て、もっとできる場所やできることを増やしていくという事業戦略を打ち立てたことにより、英語でのコミュニケーション力を持つ人材が求められる機会が増加しました。
それまでの社内における語学学習の制度としては、自己啓発の通信教育と、各部門が必要に応じて開催していた講師を招いての英会話講習がありましたが、基本的には個人、もしくは部門に任せており、全社的な英語学習の土壌はありませんでした。そのような状況のなか、すべての事業部で海外との取引が当たり前になり、海外拠点も増え、このスピードで事業が拡大していくと明らかに英語を習得した人材が足りないという場面に直面したため、全社を挙げたグローバル人材の育成が急務となりました。
導入の経緯&決め手
弊社の英語学習で最終的に求められるのは英会話力ですが、英語リテラシーが低い状態でいきなり英会話教育を推し進めても、ハードルが高いのではないかと判断しました。そこでまずは単語や文法など基礎力を身につけるための教材を提供しようと考えたのです。その上で、毎日英語に触れることができ、個々人が場所問わず継続的に学ぶことができるという点で、eラーニングが候補に挙がりました。
導入した決め手は、まず受講しながら自動的にレベルが調整され、体系的に学習できたという点です。導入にあたっては効果測定が必須条件だったのですが、その部分でもまずは模擬TOEICを同じシステムのなかで実施できるという、効率的な運用が可能だったことも我々の希望にマッチしていました。アプリも直感的な操作ができ、社員が取り組みやすかったことも重要でした。
そして何よりも問合せからのスピーディーな対応と、他社事例などを含めた体系づくりへのさまざまなアドバイスが大変参考になったことが一番の決め手ですね。
ご活用方法
まずは基礎力の向上を目指し、初年度は英語にかかわる業務の社員約80名に、総合英語コース7を受講してもらいました。より長期的にはビジネスコミュニケーションを行える基準としてCFER B1以上の人数を増やすことを目標としています。現在は導入2年目となり、総合英語コース7の受講対象者を増やすとともに、既に総合英語コース7を修了した社員にはコミュニケーション力を鍛える目的でEZ to Talk 2を受講してもらっています。
受講者は、当初想定していた営業部門でのニーズももちろんですが、意外だったのは研究部門でのニーズが高かったことです。研究職はすでに海外との技術的なやりとりが発生していて、そういう部門にも英語学習が求められていたということは、我々運用する側にも大きな気づきでした。
今後の運用に関しては新たなコンテンツを追加するかどうかなど含めて検討段階ですが、この体系を仕組みとして残していけるように、もっと幅広い層にも受講が広がるような活用方法を考えたいと思っています。
導入後の成果
受講した社員のなかにはたった2ヶ月で修了し、さらに先まで進めていた者もいました。英語学習機会がしっかりとニーズにマッチできたという非常に喜ばしい成果だと思います。
また、ここ2~3年で外国籍の社員を登用することも増え、社内でも英語が必要になる場面が出てきました。eラーニング導入前であれば受け入れ辛かったと思いますが、今では当然のこととして捉えられていて、社内風土の空気感にも変化を感じます。
実は、弊社が設定した学習量は他社と比べて多少高負荷です。現在の主な受講者は日常的に英語が必要な社員ですので、英語に接する時間を確保し、反復練習的に学習できるようにという狙いがありました。運用側からの定期的なフォローはもちろん、進捗が芳しくない社員には個別にアプローチをする工夫をしたこともあり、高負荷な内容にもかかわらず、修了率は90%以上と高水準です。
これまで用意していた通信教育の受講者は年間10人程度、そのなかで最後まで修了する人は7割程度に留まっていたことを考えると、大きな成果だと思います。
今後の展望
今後は、今はまだ限定的な学習機会を全社的に広げていきたいと考えています。裾野が広いと頂点も高くなるという観点で、英語学習を通じて弊社の成長にも大きく寄与できればという思いです。
具体的には英語習得者が全社員の3割になるような目標を持っています。
社員が英語の必要性を感じてもっと自発的に学習意欲を持てるよう、今後もReallyenglishの教材をその助けとして活用していきたいと思っています。
(左から)
ヒューマンリソースセンター
人材開発課 熊谷 咲乃 様
ヒューマンリソースセンター長代行
兼 人事課長 兼 人材開発課長 木村 真一郎 様
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